木部細胞分化をモデルとした細胞内空間制御機構の解析
Publicly Offered Research
Project Area | Multidimensional Exploration of Logics of Plant Development |
Project/Area Number |
26113505
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | National Institute of Genetics |
Principal Investigator |
小田 祥久 国立遺伝学研究所, 新分野創造センター, 准教授 (30583257)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2015)
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Budget Amount *help |
¥11,440,000 (Direct Cost: ¥8,800,000、Indirect Cost: ¥2,640,000)
Fiscal Year 2015: ¥5,720,000 (Direct Cost: ¥4,400,000、Indirect Cost: ¥1,320,000)
Fiscal Year 2014: ¥5,720,000 (Direct Cost: ¥4,400,000、Indirect Cost: ¥1,320,000)
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Keywords | 細胞分化 / 木部細胞 / 細胞骨格 / 転写因子 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年度は二次細胞壁のパターンを形成する木部細胞において、局所的に活性化するROP11 GTPaseとその下流で機能するスキャッフォールドタンパク質MIDD1との相互作用因子の探索とその機能解析を行いました。その結果、複数の新規微小管付随タンパク質、ROP GTPaseの活性化および不活性化因子、ROP GTPaseのエフェクター、さらには新規のアクチン繊維付随タンパク質など多数の制御因子が二次細胞壁の沈着パターンを複合的に決定していることが明らかとなりました。特に、表層微小管全体の安定性と、ROP11 GTPaseの活性化のバランスが二次細胞壁のパターンを決定する重要な要因であることを突き止めました。 これらの成果に加え、細胞骨格を介して細胞内構造を制御する新規の転写ネットワークを明らかにするために、700種類の転写因子についてシロイヌナズナ植物体で過剰発現を行い、細胞の形態に異常をもたらす転写因子を選抜しました。これらの転写因子についてタバコインフィルトレーション法により、微小管マーカーあるいはアクチン繊維マーカーと共発現させ、細胞骨格の構造に影響する転写因子を選抜しました。その結果、10種類の転写因子を最終候補因子として選抜しました。これらの転写因子を過剰発現する培養細胞株を作出し、これらの転写因子が微小管およびアクチン繊維に与える影響について詳細に調べるとともに、遺伝子発現解析からその下流因子の解析を行いました。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(24 results)