発現のオンとオフを繰り返す少数分子によるES細胞の多能性の制御
Publicly Offered Research
Project Area | Spying minority in biological phenomena -Toward bridging dynamics between individual and ensemble processes- |
Project/Area Number |
26115712
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Nara Medical University |
Principal Investigator |
堀江 恭二 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (30333446)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2015)
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Budget Amount *help |
¥12,090,000 (Direct Cost: ¥9,300,000、Indirect Cost: ¥2,790,000)
Fiscal Year 2015: ¥6,240,000 (Direct Cost: ¥4,800,000、Indirect Cost: ¥1,440,000)
Fiscal Year 2014: ¥5,850,000 (Direct Cost: ¥4,500,000、Indirect Cost: ¥1,350,000)
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Keywords | 遺伝子 / ゲノム / バイオテクノロジー / 再生医学 / 発生・分化 / ES細胞 |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度の本研究では、遺伝子トラップ法を用いて、マウスES細胞において発現がOnとOffの2つの状態を取る遺伝子群をスクリーニングし、さらにその中から、発現の変動とES細胞の多能性に相関がある遺伝子を同定した。しかしながら、遺伝子トラップ法ではpiggyBacベクターを用いていたために、1つの細胞に対して複数のベクターが挿入している可能性がある。そこで、想定している遺伝子が本当にOn/Offの発現変動を示しているか否かを確かめるために、gene targeting法を用いて、この遺伝子へVenusをknock-inした。その結果、Venusの発現が、確かにOn/Offの変動を示すことが確認された。一方、ES細胞で発現がOn/Offの変動示す遺伝子として、Nanogが広く知られている。よって、今回同定した遺伝子が、Nanogを中心とした既知の遺伝子ネットワークで制御されているか否かを検討することが重要と考え、上記のVenusを挿入したES細胞に対して、Nanog遺伝子へmCherryをknock-inし、我々が新規に同定した遺伝子とNanogの発現パターンを、複数の培養条件で解析した。その結果、今回同定した遺伝子が、Nanog遺伝子とは異なる発現変動パターンを示すことが明らかとなった。これより、今回同定した遺伝子を解析することで、ES細胞の多能性を制御する未知の遺伝子ネットワークを同定できる可能性が示唆された。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)