マウス卵割期胚におけるNC比制御と核形態・クロマチン状態変化の解析
Publicly Offered Research
Project Area | Dynamic chromatin structure and function |
Project/Area Number |
26116505
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
大杉 美穂 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (00332586)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2015)
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Budget Amount *help |
¥10,140,000 (Direct Cost: ¥7,800,000、Indirect Cost: ¥2,340,000)
Fiscal Year 2015: ¥5,070,000 (Direct Cost: ¥3,900,000、Indirect Cost: ¥1,170,000)
Fiscal Year 2014: ¥5,070,000 (Direct Cost: ¥3,900,000、Indirect Cost: ¥1,170,000)
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Keywords | 核形成 / サイズ制御 / 受精卵 / 前核 / 染色体分配 / キネシンモーター / Kid / polar ejection force / マウス / 卵 / 受精 |
Outline of Annual Research Achievements |
細胞の核の形や大きさは、分化度や腫瘍の悪性度など、細胞の状態を反映する指標の一つとして長く利用されている。核は細胞の分裂ごとに一度崩壊し、分配され、コンパクトにまとまった染色体を包むように再形成され、その後拡大する。核の大きさの制御は、この拡大過程の制御になる。核の拡大に影響を与え得る要因として、内包するDNA量、核内輸送や核膜要素集積の効率、細胞の大きさ(細胞質の量)などが報告されているが 最終的な核の大きさがどのように決まるかについての知見はまだ限られたものしかない。 本研究では、マウス前核期胚は(1)細胞が球形であり間期に大きさがほぼ変化しない、(2)前核もほ球形である、(3)胚ごとの細胞、核の大きさのばつきが少ない、(4)細胞サイズの改変かが可能である、(5)単為発生、極体放出抑制、2つ以上の精子核の注入等により、細胞または核あたりの染色体数の改変が可能である、という特性を利用し、細胞の大きさ及び、細胞または核あたりの染色体の数と核の大きさとの相関を検討した。 その結果、前核の大きさは、内包する染色体の量にはほとんど影響を受けず、卵の大きさ(細胞質量)が一定である場合には、2つ以上の前核が存在する場合にも、前核の総体積が常に一定となることがわかった。また雌雄の前核は拡大速度が異なり、これが雌雄前核の最終的な大きさの違いとなることを見出し、拡大速度の規定要因としてクロマチン状態に関するの2つの要素を同定した。 さらに、正常な核形成の前提として後期に染色体が極へと分配されることが必要となるが、そのためには中期まで染色体腕部を中期板へと押すpolar ejection forceが分裂後期には解除される必要があり、そのしくみとしてKid/Kif22の脱リン酸化による機能切替があることを明らかにした。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(11 results)
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[Presentation] マウス受精卵における雌雄前核サイズの決定機構2016
Author(s)
Hiroshi Watanabe and Miho Ohsugi
Organizer
The 88th Annual Meeting of the Genetics Society of Japan
Place of Presentation
日本大学国際関係学部三島駅北口校舎(静岡県・三島市)
Year and Date
2016-09-07
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Int'l Joint Research / Invited
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