インフルエンザウイルス感染におけるエピゲノム・代謝システムのクロストーク
Publicly Offered Research
Project Area | Crosstalk of transcriptional control and energy pathways by hub metabolites |
Project/Area Number |
26116703
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Akita University |
Principal Investigator |
今井 由美子 秋田大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (50231163)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2015)
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Budget Amount *help |
¥9,360,000 (Direct Cost: ¥7,200,000、Indirect Cost: ¥2,160,000)
Fiscal Year 2015: ¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2014: ¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
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Keywords | ウイルス / エピジェネティクス / ヒストン修飾 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題では、インフルエンザウイルス感染によって宿主細胞におけるエピジェネティックな転写環境がどのように変化するか?このプロセスに、代謝物ならびに代謝経路がどのように関与しているか?を明らかにすることを目的として研究を行った。今回、ヒストンメチル化修飾変化に着目して、ヒストンリジンメチル化修飾酵素のノックダウンあるいは欠損細胞、欠損マウスを用いて解析を行った。その結果、ヒストンリジンメチル化修飾酵素がウイルスの増殖に関与していることがわかった。また、ウイルスに感染したマウス肺組織や細胞でメタボローム解析を行ったところ、解糖系、TCAサイクル、メチオニン回路などの代謝産物の中で、ATP、SAM[S-adenosylmethionine] 、NAD+、Acetyl-CoA等の産生がウイルス感染に伴って変化することがわかった。これらの代謝物の産生はヒストンリジンメチル化修飾酵素を欠損した肺組織では大きく変動することがわかった。このような結果から、ウイルス感染に伴ったSAMを中心とした代謝物の産生変動がヒストンリジンメチル化修飾によるエピジェネティック転写制御を介してインフルエンザウイルスの増殖に関わっていることが示唆された。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(19 results)