自閉症におけるマイクログリア依存的シナプス除去機構の破綻とBDNFによるその回復
Publicly Offered Research
Project Area | Glial assembly: a new regulatory machinery of brain function and disorders |
Project/Area Number |
26117504
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
小山 隆太 東京大学, 薬学研究科(研究院), 准教授 (90431890)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2015)
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Budget Amount *help |
¥8,710,000 (Direct Cost: ¥6,700,000、Indirect Cost: ¥2,010,000)
Fiscal Year 2015: ¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2014: ¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
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Keywords | マイクログリア / シナプス除去 / 自閉症 / 海馬 / シナプス競合 / 神経発達障害 / シナプス / BDNF |
Outline of Annual Research Achievements |
神経回路の形成は神経活動依存的なシナプスの形成・競合および除去・成熟という過程を経て完成する。脳が正常に機能するためには、発達期におけるシナプス除去によって適切な数のシナプスが正常な領域に形成される必要がある。シナプス形成機構の不全は神経回路の機能障害をもたらし、自閉スペクトラム症(autism spectrum disorders : ASD) やてんかんなどの神経発達疾患の要因となることが示唆されている (Gatto et al., Front Synaptic Neurosci 2010)。しかし、神経発達疾患においてシナプス除去が不全となるメカニズムは明らかにされていないため、有効な治療法は確立されていない。本研究では、特に罹患率が高く、近年非常に注目されている疾患であるASDに焦点を当て、シナプス除去が不全となっている可能性およびそのメカニズムの解明を目指した。 本研究では、poly(I:C)マウスの苔状線維シナプスの構造学的および機能学的な検証を完了し、海馬における興奮性シナプス密度の上昇を発見した。また、各種の行動学的試験により、poly(I:C)マウスにおいて自閉スペクトラム症様行動の上昇を確認した。さらに、成体期のマウスに運動をおこなわせることにより、一部の海馬神経細胞の活動を上昇させ、最終的にはマイクログリアによるシナプス貪食を誘導することに成功した。なお、成体期における運動は自閉スペクトラム症様行動を改善させることを発見し、当初の計画を完了した。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(11 results)