Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
本年度は,規則範疇課題や自己や他者の読み上げ音声といった音声言語課題中の脳領野の脳内血中Hb濃度変化や脳領野間の機能的結合に着目し、範疇学習能力の伸長や自己や家族に関する情動や意図理解の機序を部分的に明らかにした。具体的には、前年度の児童期から青年期の参加者群による英語音韻学習では、研究開始時に既に参加者群間で学習能力の差が有意に存在したため、学習経験の少ない英語以外の言語の範疇学習を行い、その学習前後の課題遂行能力を確認した。新規範疇規則を自己で発見し回答する群と与えられた新規範疇規則によって回答する群で学習をおこなったが、両群で範疇課題において一定の学習効果が得られることが明らかになった。このことから、思春期を超えても範疇学習は容易であることを示唆した。また、自己や家族に対する意識と他者への意識が課題中の脳活動に与える影響を思春期後期~青年期で確認するために、前年度までの乳幼児の実験に引き続いて、音声言語課題を行った。その結果、乳幼児と異なり、自己や家族に関する情動や意図理解で前頭前野内側部などではより強い脳活動は確認できず、下前頭葉や側頭葉で自己や家族の声、他者の声、人工音声といった異なる条件ごとに違った脳活動が観察できた。平行して,本年度も乳幼児による新規音韻範疇学習の課題を継続した。本年度の実験結果を前年度までの結果と総合的に検討した結果、自己や家族に関する情動や意図理解では乳幼児と思春期以降で同様の脳活動が必ずしもみられないことが観察されたが、範疇学習では乳幼児と思春期以降で類似様の脳活動が確認できた。
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Neoreviews.
Volume: 16 Issue: 8 Pages: e481-e489
10.1542/neo.16-8-e481
Autism Research and Treatment
Volume: 617190 Pages: 1-8
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慶應義塾大学大学院社会学研究科紀要
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120005642273
日本女子大学人間社会学部紀要
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ベビーサイエンス
Volume: 13
Neuroimage
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Volume: 9
Developmental Science
Volume: 4 Issue: 4 Pages: 628-635
10.1111/desc.12160