Compiling the Research Achievements
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
本研究領域では「鉛直混合の実態の解明を通じて、西部北太平洋において、どこでどのような鉛直混合が働き、栄養塩を含む中深層水が湧昇し、親潮や黒潮に影響を与え、気候を変え、生物生産の維持と長周期変動につながるのか、混合過程を軸として統合的に解明し、新しい学術領域「海洋混合学」を構築する」ことを目的に研究を行ってきた。本研究では、1) 研究成果を集約し発信する。2) 成果と今後の課題を集約した総括論文を含む特集号を国際誌に出版するとともに最終報告を取りまとめる。3) 得られた観測データ及び数値シミュレーションデータを集約し、論文化後公開する。4) 次世代に引き継がれる新しい問いを、とりまとめて残す。
新学術領域「新海洋混合学(2015-2019年度)」では、「鉛直混合の実態の解明を通じて、西部北太平洋において、どこでどのような鉛直混合が働き、栄養塩を含む中深層水が湧昇し、親潮や黒潮に影響を与え、気候を変え、生物生産の維持と長周期変動につながるのか、混合過程を軸として統合的に解明し、新しい学術領域「海洋混合学」を構築する」ことを目的に研究を行ってきた。これまで観測が難しく極めて希少だった海洋鉛直混合の現場観測データを容易に得られる手法を開発し、多くの観測データが取得され、海洋混合についての理解が大きく進んだ。また、時空間で数桁変動する海洋混合の影響を取り込んだ海洋モデルが開発され、海洋深層循環や栄養塩や炭酸系物質をはじめとする物質循環、生態系へ影響の理解が大きく進んだ。これら研究成果を取りまとめて発信し、次世代の研究に活かすために、研究成果と今後の課題を取りまとめた本領域独自の最終成果報告書を刊行し関係者に配布するとともに、科研費事後報告書及び研究概要を公開した。新学術領域の取りまとめ会議を2020年4月末に行なった他、海洋混合学日本地球惑星科学連合(JpGU)-米国地球惑星科学連合(AGU)の連合大会(2020年5月)の海洋混合研究のセッションにおいて、広く研究成果を発信した。国際誌「Journal of Oceanography(スプリンガー出版)」に本領域の特集号を企画し、20本の原著・レビュー論文を出版した。さらに、国際誌「Progress in Oceanography」誌において、ロシア船航海を元にした研究成果の特集号を企画し、13本の論文を出版した。また、これら論文となった現場観測およびモデルのデータをアーカイブし公開した。
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
All 2022 2021 2020 Other
All Int'l Joint Research (5 results) Journal Article (18 results) (of which Int'l Joint Research: 10 results, Peer Reviewed: 18 results, Open Access: 13 results) Presentation (12 results) (of which Int'l Joint Research: 4 results, Invited: 2 results) Remarks (4 results) Funded Workshop (2 results)
Journal of Oceanography
Volume: 77 Issue: 1 Pages: 17-28
10.1007/s10872-020-00574-2
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Volume: 77 Issue: 1 Pages: 29-44
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Volume: 77 Issue: 1 Pages: 45-53
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Scientific Reports
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Progress in Oceanography
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Journal of Geophysical Research: Oceans
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http://omix.aori.u-tokyo.ac.jp/international-activity/
http://omix.aori.u-tokyo.ac.jp/achievements/
http://omix.aori.u-tokyo.ac.jp/news_letter/