Compiling the Research Achievements
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
本新学術領域では、生物の3D形態がどのような物理的な仕組みで起きるかについての先進的な研究を行い、この5年間で、今までの生物学に無かった新しい原理を発見を見出してきた。研究班としての活動は令和1年度で終了たが、今後もこの流れを維持、さらに強化するために、以下の作業を終了年度に行う。①3次元形態形成に関する国際会議の開催(コロナが終了した場合)②3次元形態形成研究をプロモートするHPの立ち上げ、維持③行われた研究と方向性をまとめた冊子または書籍の作成④国際協力関係の維持
本プロジェクトは、新学術領域3Dモルフォロジックの事後のまとめおよび成果の広報、さらに本領域の成果を種とした研究の発展を促進するために計画されたものである。当初は、国内の研究者を集めたミーティングの開催、海外での研究集会を予定してた、コロナの流行のため、全てキャンセルとなり、現在でも集会等は開けない状態である。国内研究者の交流は、ZOOM等をもちいて活発に続けており、それが、新たな学術変革領域として立ち上がっている。広報に関して最も力を入れているのは、作成した数理モデルソフトの一般公開である。現在までに7つのソフトを公開しており、できるだけ、webサイトを開けばすぐに使えるjavascritpを使って作成している。最もアクセス数の多かったものは、貝の3D形態を作成するソフトで、twitterで告知したところ、数日以内に、10000人がサイトを訪れた。このソフトは、一般後援会などにもリクエストが多く、研究内容の広報に大いに役立っている。また、3Dモルフォロジック全体の大きなテーマであった面の折り畳みによる変形をシミュレートするソフトも、スタンドアロンの状態では完成しており、wedバージョンを準備しているところである。これは、通常の人の頭で想像することが難しい面の変形を自在に可視化してくれるので、3D形態の研究全体に役に立つだけでなく、ゲームとしても使えるのではないかと思っている。このソフトに触発された面の変形に関する工学的な実験を現在進めており、それに関しては積水化学が興味を持ってくれて、産学提携の可能性が生じている。本研究費では、集会等は開くことができなかったが、ソフトの公開による広報と次期研究の基礎作り(特に人材のサポート)に大変役に立ったため、感謝している。
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
All 2021
All Journal Article (2 results) (of which Peer Reviewed: 2 results, Open Access: 2 results) Presentation (1 results)
Developmental Biology
Volume: 481 Pages: 52-63
10.1016/j.ydbio.2021.09.003
Philosophical Transactions of the Royal Society A
Volume: - Issue: 2213 Pages: 20200274-20200274
10.1098/rsta.2020.0274