Compiling the Research Achievements
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
本研究は、5年間の新学術領域研究の取りまとめを目的とするために、実際の研究は行わない。事後評価報告書の作成、事後評価ヒアリングへの対応、研究成果集の作成を行う。さらにアウトリーチとして、雑誌特集号の出版、放送大学と協力して研究成果発信の映像作成、高校生向けの特別講義などを行う。若手研究者のキャリアパス、共用備品や国際共同研究の状況についての検証も行う。
4月から5月にかけて計画研究と公募研究の研究成果の取りまとめを行った。取りまとめの項目としては、研究論文、研究発表、特許、アウトリーチなどである。また、若手育成の観点から、領域研究の5年間に研究に参画した研究者のキャリアパスなどについても取りまとめを行った。領域研究で事務担当を務めた網塚浩教授(北大)を研究分担者とし、代表者と分担者で成果の収集と整理を行い、主に代表者が分析などを行った。代表者と分担者が事務補佐員各1名ずつを雇用して、事後評価報告書の作成を行った。11月には事後評価を受け、「A」の評価結果を得た。研究論文については、領域内の研究項目間や計画研究と公募研究のメンバー間の共同研究の状況、国際共同研究の状況についても年次経過での分析を行った。さらに、評価委員に評価のコメントもいただいた。以上を取りまとめた結果について、事後評価報告書にまとめた。引き続き研究内容と成果をホームページに掲載して広く国民に成果を発信した。領域の研究に参加した研究者に対して、研究成果報告会を7月に開催する予定であったが、コロナ渦のために延期して12月に比較的小規模なまとめの研究会を開催して、研究が活発なUTe2や今後の物質開発についての研究討論を行った。得られた研究成果を他分野の研究者にも分かりやすく伝えるために、11月に雑誌『固体物理』に特集号として研究成果を発表した。また、放送大学と共同で「“科学”からの招待状 電気と磁気の不思議な相関:鏡の国のサッカーゲーム」という45分番組を制作して、研究成果を公表した。この番組はBS231で計4回放送された。この他に、主に高校に出向いて特別講義を行い、領域研究とその成果について発信し、科学の啓蒙活動に努めた。
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
All 2020 Other
All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results) Book (1 results) Remarks (2 results) Funded Workshop (1 results)
固体物理
Volume: 55 Pages: 505-514
https://jphysics.jp
https://bangumi.ouj.ac.jp/bslife/detail/01A00002.html