Coordination Asymmetry: Design of Asymmetric Coordination Sphere and Anisotropic Assembly for the Creation of Functional Molecules
Compiling the Research Achievements
Project Area | Coordination Asymmetry: Design of Asymmetric Coordination Sphere and Anisotropic Assembly for the Creation of Functional Molecules |
Project/Area Number |
21H00453
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
塩谷 光彦 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (60187333)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2022-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2021)
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Budget Amount *help |
¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2021: ¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
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Keywords | 配位アシンメトリー / 金属錯体 / 異方集積化 / 分子集積化 |
Outline of Research at the Start |
本研究領域は、金属錯体における非対称配位圏の設計・合成法と異方集積化法を理論・実験・計測により開拓することを目指し、四つの研究項目を軸とした融合的研究が強力に推進された。研究成果の取りまとめとして、融合基礎・実習コースの成果や受賞・昇進などの状況、領域全体の代表的な研究成果を整理・分析する。また、コロナ禍で延期になっていた、日英合同シンポジウムや環太平洋国際化学会議のセッション”Coordination Asymmetry”を主催し、国際ネットワークを強化する。さらに、国際学術誌の総説・著書・教科書の活用、領域ホームページを活用した広報活動により、国際情報発信を強化し本研究成果の普及化を図る。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究成果取りまとめは、「配位アシンメトリ」で得られた新しい物質創成の学理と創成された新物質群を世界に広く波及させるべく、これまでの研究成果の内容を精査し、新たに国際学会や公開シンポジウムの開催、国際学術誌の総説・著書・教科書の活用、領域ホームページを活用した広報活動などにより国際情報発信を強化することにより、「配位アシンメトリー」をさらに発展させることを目的とした。また、本領域で推進した若手研究者育成の施策や国際活動支援の検証を行い、本研究に関わった多くの若手研究者も含めた、国際ネットワークの拡大・強化を図った。 最初に、本研究領域から発表された約1,500報の学術論文・総説・著書を整理・分析し、融合基礎・実習コースの成果や受賞・昇進等の情報と共に最終報告書に取りまとめ報告した。その結果、最終評価として「A+」をいただくことができた。塩谷は終了後直後に、多元素金属イオンクラスターの非対称化に成功し、2022年にJ. Am. Chem. Soc.とNat. Commun.誌に成果を報告し、国内外から高い評価を得た。 日本化学会の二つの国際学術誌の編集委員長である有賀と塩谷は、成果の一部を総説として欧文誌に発表し、「配位アシンメトリー」の関連論文31報をオープンアクセス論文として取り上げた。また、塩谷の代表的成果(Nat. Commun. 2020)は「現代化学」やSpringer Nature社の著書に解説文として発表された。 当初企画した日英合同シンポジウムはコロナ禍で中止となったが、環太平洋国際化学会議の”Coordination Asymmetry”セッションを主催し、領域内外の多くの研究者の参加を得て、活発な研究交流を行うことができた。 「配位アシンメトリー」の普及化は、塩谷を含め多くの領域メンバーが開始した新たな関連プロジェクトにより、さらに促進されることが期待される。
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Research Progress Status |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(1 results)
Research Products
(9 results)