Compiling the Research Achievements
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
2017 年度に開始された新学術領域研究「脳情報動態を規定する多領野連関と並列処理」の研究目的は、神経生物学・光遺伝学・生体情報工学の融合に基づく分野横断型アプローチにより、脳情報動態の意義に迫る新しい学問的基盤を確立することにあった。特に、先端的記録・操作技術により解明・再現し、記憶・予測・判断に基づく行動原理を情報フローの動態の観点から明らかにすることは、神経科学の中心課題である。この研究成果とりまとめにおいては、この5 年間における「脳情報動態」研究の発展を記述し形に残し情報発信するとともに、公開国際シンポジウムを開催し、「脳情報動態」の社会的インパクトについても明らかにしていく。
2017年度に開始された新学術領域研究「脳情報動態を規定する多領野連関と並列処理」の研究目的は、神経生物学・光遺伝学・生体情報工学の融合に基づく分野横断型アプローチにより、脳情報動態の意義に迫る新しい学問的基盤を確立することにあった。この研究成果とりまとめにおいては、この5年間における「脳情報動態」研究の発展を記述し形に残し情報発信するとともに、公開国際シンポジウムを開催し、「脳情報動態」の社会的インパクトについても明らかにしていくことを目標とした。そこで新学術領域研究「脳情報動態を規定する多領野連関と並列処理」はこのような課題にどのようにチャレンジし、どのように成果を得たのか。同研究が、大型の班研究の特長を活かし、1)脳内の情報フローを規定する局所細胞構築に関する適切なモデル設定、2)脳領域間ネットワークダイナミクスの高分解能記録・操作、3)閉ループ制御をも視野に入れたモデル検証・情報処理理論、などの課題に対して、どのような切り口を設定し、解決へ向けての試みをなしたのかを取りまとめていくこととした。Mission criticalな技術要素を開発・進化できる研究者同士の協働を推進することにより、新たな分野横断型研究領域をどのように創出し、脳情報動態の有する生命情報工学的意義をいかに解明したかを討議し、新しい学問的基盤「脳情報動態学」の確立に向けた国際シンポジウムを開催することを試みた。各分野の演者を日本国内に招聘し、対面式での国際シンポジウム開催を企画したが、コロナ禍のため、多くの演者の渡日が困難であったため、2022年度、2023年度のいずれの年にも適切な規模での開催が実現できなかったことは大変残念である。本研究の成果は、ホームページ http://brainfodynamics.umin.jp/ で公開した。
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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http://brainfodynamics.umin.jp/