2017 Fiscal Year Research-status Report
高難度物質変換反応の開発を指向した精密制御反応場の創出
International Activities Supporting Group
Project Area | Precise Formation of a Catalyst Having a Specified Field for Use in Extremely Difficult Substrate Conversion Reactions |
Project/Area Number |
15K21707
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
真島 和志 大阪大学, 基礎工学研究科, 教授 (70159143)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野崎 京子 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (60222197)
岩澤 伸治 東京工業大学, 理学院, 教授 (40168563)
林 高史 大阪大学, 工学研究科, 教授 (20222226)
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Project Period (FY) |
2015-11-06 – 2020-03-31
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Keywords | 精密制御反応場 / 高難度物質変換 / 触媒反応 / 国際共同研究 |
Outline of Annual Research Achievements |
国際支援班では、本領域で掲げる「精密制御した反応場構築による新しい学術研究への展開」を促進するため、国内外問わず第一線で活躍する研究者との共同研究や交流を積極的に推進し、研究者間の学際的融合による「精密制御反応場」の創出を支援することを中心とした活動を進めている。本年度は、本領域に関連するシンポジウムにおいて海外から招へいした著名な研究者らと本領域のコンセプトと得られている最新の研究成果について積極的な意見交換を行った。具体的には、平成29年5月に開催した第2回精密制御反応場国際シンポジウムや平成29年11月に開催した第2回精密制御反応場国際若手セミナーでは、本領域内の研究者と海外から招へいした研究者が研究発表を交互に行い、お互いの研究成果を共有するとともに、意見交換の時間を十分に取り、研究成果に加えて、そのコンセプトや将来展望について十分な時間をとってディスカッションを行うことで将来の国際共同研究につながる研究討議を行った。これらのシンポジウムでは、本領域内の公募班員も参加しており、領域全体の国際共同研究の促進にもつながり、領域全体の活性化にもつながっている。さらに、シンポジウムや研究者招へいでの意見交換に加えて、研究代表者、分担者の研究室においては複数名の博士研究員を実際に雇用して研究を実施しており、精密制御反応場の形成や高難度物質変換に関連する国際共同研究を実施するとともに、学術論文発表につながる成果を得た。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
既に海外の研究室との共同研究をスタートしており、博士研究員の雇用により具体的な研究成果も得られ始めている。また、海外研究者との共著論文の発表も増えてきている。これらに加え、海外の研究者の招へいと国内の班員の研究者との意見交換も着実に増加しており、おおむね順調に進行している。
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Strategy for Future Research Activity |
2018年度は、すでに結果が得られ始めている国際共同研究の成果をさらに発展させるため、海外の研究者との緊密な連携として研究者の短期派遣や短期招聘を行う。特に、海外の研究グループとの往来を積極的に推進することで、共同研究の成果をさらなる発展と学術論文としての発表を着実に進める予定である。また、international advisory boardのメンバーを中心として海外の第一線の研究者を招へいし、領域内の国内の研究者との積極的な交流を促進する。
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Causes of Carryover |
博士研究員の雇用時期が若干遅れており、経費の一部を次年度に繰り越すこととなった。 既に博士研究員の雇用は開始しており、順調に研究が開始している。また、多くの研究者との交流のため、海外の研究者の招へいを計画しており、国際共同研究をさらに加速する。
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Research Products
(9 results)