2016 Fiscal Year Research-status Report
動的構造生命科学研究領域における海外ネットワーク形成を目指した支援活動
International Activities Supporting Group
Project Area | Novel measurement techniques for visualizing 'live' protein molecules at work |
Project/Area Number |
15K21711
|
Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
神田 大輔 九州大学, 生体防御医学研究所, 教授 (80186618)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安藤 敏夫 金沢大学, バイオAFM先端研究センター, 特任教授 (50184320)
白川 昌宏 京都大学, 工学研究科, 教授 (00202119)
西田 紀貴 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 准教授 (50456183)
杉田 有治 国立研究開発法人理化学研究所, 主任研究員研究室等, 主任研究員 (80311190)
塚崎 智也 奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 准教授 (80436716)
甲斐荘 正恒 首都大学東京, 理工学研究科, 客員教授 (20137029)
TAMA FLORENCE 名古屋大学, 理学研究科, 教授 (20648191)
稲垣 冬彦 北海道大学, 先端生命科学研究科(研究院), 特任教授 (70011757) [Withdrawn]
|
Project Period (FY) |
2015-11-06 – 2019-03-31
|
Keywords | 国際共同研究 / 海外派遣 / 海外研究者受入 / 海外研究者招聘 |
Outline of Annual Research Achievements |
(1) 国際版バイオAFM夏の学校:高速AFMや超解像AFMの普及活動の一環として、アジア諸国からの若手研究者、学生4名を受け入れた。担当:安藤敏夫(金沢大学)。(2) バイオAFM国際ワークショップの開催:蛋白質分子を対象にしたバイオAFMや1分子計測技術の分野で国際的に高い評価を受けている海外の研究者13名を招聘した。担当:安藤敏夫(金沢大学)。(3) サバティカル教授の受入:支援対象者:Mikael Oliveberg,Professor, ストックホルム大学, Sweden。受入担当者:白川昌宏(京都大学)。 (4) 海外からの共同研究者の受入:九州大学。支援対象者:孔三根、公州大学校自然科学大学、准教授,韓国。受入研究者:神田大輔(九州大学)、学部4年生1人も一緒に来日。(5) 海外からの共同研究者の受入:支援対象者:Slavica Jonic, Professor, CNRS Pierre and Marie Curie University, France、受入研究者:Tama Florence(名古屋大学)。(6) 海外からの共同研究者の受入:平成27年度より継続、首都大学東京。支援対象者:Joshua Ziarek, Harvard Medical School, USA,ポスドク。受入研究者:甲斐荘正恒(首都大学東京)。(7) 海外講師招聘ワークショップ:RRR workshop 2017:支援対象者:Prof. Walter J. Chazin, Vanderbilt University, USA, Prof. Volker Dotsch, Goethe University Frankfurt, Germany, Prof. Masato Kato, University of Texas Southwestern Medical Center, USA。受入研究者:白川昌宏(京都大学)。(8) 公募班員に対する援助、公募班員に対する支援の公募と支援活動を行った。初めての試みのため平成28年度は試行期間とした。A01班支援対象者:菅倫寛(岡山大学);A02班支援対象者:伊藤隆(首都大);A03班支援対象者:杉本宏(理研)と重松秀樹(理研)
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
平成28年度は2年目であり、初年度の3件に対し7件の支援活動を行った。単なる海外の学会参加等の通常の国際活動とは異なる国際連携としての意義の大きい活動として、サバティカル教授の受け入れ、海外からの研究者の受け入れを支援した。また、公募班員に対する支援を初めて行った。どのようにして支援対象者を選び、予算措置を講ずる方法に関して、不明確な要素が多かった。そこで各班の担当責任者を定めて支援を行った。A01班担当:塚崎智也(奈良先端大)、A02班担当:西田紀貴(東京大学)、A03班担当:杉田有治(理研)。結果として、公募班員4人に対して支援を行った。以上まとめて、計画班および公募班全体に対して、有意義な支援ができたと考える。
|
Strategy for Future Research Activity |
平成29年度は以下の活動支援を予定する. (1) 国際版バイオAFM夏の学校:海外からの若手研究者の中から1-2名を夏の学校の後も1-2週間程度滞在させて研究を続ける。担当:安藤敏夫。(2) 孔三根(公州大学、韓国)の受け入れ継続。担当:神田大輔。(3) RRR workshop 2018の海外講師招聘。担当:白川昌宏(京都大学)。(4) 外国(ドイツ)への大学院生と研究者派遣。担当:白川昌宏(京都大学)。(5) Huan-Xiang Zhou (Florida State University、米国)をサバティカルで受け入れ。担当:杉田有治(理研)。(6) Joshua Ziarek(Harvard Medical School, 米国)の受け入れ継続。担当:甲斐荘正恒(首都大学東京)。(7) Slavica Jonic(CNRS Pierre and Marie Curie大学,仏)と共同で電顕用ソフトウェアの説明講習会を日本で開催。担当:Tama Florence。(8) 各班の担当責任者を決めて第2期公募班員を支援する。担当者:塚崎智也(A01班),西田紀貴(A02班),杉田有治(A03班)。援助対象として公募班員の海外渡航費に限定する。渡航目的として単なる学会参加ではなく、研究室訪問や短期滞在して実験するなどの活動を優先する。国際支援班全員のメール会議で検討して承認する。
|
Causes of Carryover |
3人が18万円、88万円、および26万円を次年度に繰り越した。その理由は当初見込み額より旅費などが少なく済んだためである。
|
Expenditure Plan for Carryover Budget |
平成29年度に繰り越して有効利用する。18万円はあらかじめ繰り越すことを考慮して、該当担当研究者には平成29年度の予算を少なめに配分してバランスをとる。88万円は海外(ドイツ)への大学院生や教員の派遣費用に充てる。海外に短期滞在して現地でしか行えない実験を行う予定にしている。もう1人分の26万円はA01班の公募班員用であり、そのまま繰り越して第2期の公募班員の支援を充実する。
|
Research Products
(5 results)