2016 Fiscal Year Research-status Report
世界最先端の解析システムの構築による配偶子産生研究の国際展開
International Activities Supporting Group
Project Area | Mechanisms regulating gamete formation in animals |
Project/Area Number |
15K21736
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
小林 悟 筑波大学, 生命領域学際研究センター, 教授 (90225508)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小川 毅彦 横浜市立大学, 生命医科学研究科, 教授 (50254222)
吉田 松生 基礎生物学研究所, 生殖細胞研究部門, 教授 (60294138)
林 克彦 九州大学, 医学研究院, 教授 (20287486)
大保 和之 横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (70250751)
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Project Period (FY) |
2015-11-06 – 2018-03-31
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Keywords | in vitro 配偶子産生 / 国際共同研究 / 異分野間共同研究 / エピジェネティック制御 / ライブイメージング |
Outline of Annual Research Achievements |
これまでに本領域において、マウスの精子形成や卵形成をin vitroで再現することに成功している。これは、世界に誇るべきユニークな成果であり、これを基盤としたライブイメージングにより、配偶子形成の動態等を解析することを国際共同研究の目的とする。 ライブイメージングに基づく精子幹細胞の動態の数理生物学的解析(イギリス)、その成果のヒトの精子幹細胞の挙動の解析に応用する試み(英国、デンマーク)、さらに、新たに開発された実験系を用いた生殖細胞の動態解析(ドイツ)に関する共同研究を進めた。研究者がヨーロッパを訪問して、データの共有、情報交換、および議論を行うとともに、スカイプ会議および頻回のメールによる交流を行った。現在、幹細胞動態の数理解析に関する論文を投稿中である。また、共同研究の基盤となる技術開発として、器官培養ライブイメージングシステムの開発を、本研究分担者3グループが共同して推進した。また、精子幹細胞動態のエピジェネティック制御の解析などに関し、研究者が海外に渡航し(スイス、英国)、共同研究を行った。さらに、シロサイの種の保存の目的で、シロサイにおいてiPSを作成し、PGC様細胞に分化させる国際共同研究を遂行している(独国)。そのほか、海外の研究者を招聘、あるいは本領域の若手研究者が海外に渡航し、綿密な研究打ち合わせを行ってきた。国際共同研究の推進の基盤となる研究の支援として、次世代シーケンサーを用いた解析のサポートも5件行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
配偶子形成ダイナミクス解析のための器官培養ライブイメージングシステムの開発は、試行錯誤を繰り返しながら着実に進んでいる。数理生物学分野などの異分野を含む国際共同研究が活発に展開され、共同研究の成果の一部は共著論文として投稿に至っている。また、共同研究から発展して国際共同研究グラントに応募するに至っている(2件)。配偶子形成動態解析のための国際共同研究が進行しており、順調に進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
領域最終年度である29年度は、現在進行している共同研究を一層推進して、成果を取りまとめる。本領域成果の国際コミュニティーの共有を強化するために、海外研究者を積極的に招聘して、研究内容を共有し共同研究への基盤とするとともに、本領域の若手研究者の海外派遣や領域経験者の海外での研究活動(ポストドクなど)の支援を通して人材育成に努める。
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Causes of Carryover |
領域の総括班において開催する国際シンポジウムを利用して、本助成金により海外から研究者を招聘し、シンポジウムでの発表とは別に国際共同研究の成果に関して大規模な議論を行うため。さらに、次世代シーケンサー解析のための研究支援などの試料調達に遅れが見られ、年度を越えて支援を行うため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
国際共同研究成果の議論を通し、最終年度における成果の取りまとめなどの計画を練り、この成果を中心とした国際ネットワークの構築と維持を目指す。さらに、研究支援を速やかに行い、その成果を国際共同研究へと速やかにフィードバックする。
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Research Products
(20 results)
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[Journal Article] Rewinding the process of mammalian extinction2016
Author(s)
Saragusty J, Diecke S, Drukker M, Durrant B, Friedrich Ben-Nun I, Galli C, Goritz F, Hayashi K, Hermes R, Holtze S, Johnson S, Lazzari G, Loi P, Loring JF, Okita K, Renfree MB, Seet S, Voracek T, Stejskal J, Ryder OA, Hildebrandt TB
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Journal Title
Zoo Biology
Volume: 35
Pages: 280-292
DOI
Peer Reviewed / Int'l Joint Research
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