2019 Fiscal Year Research-status Report
多様な質感認識の科学的解明と革新的質感技術の創出
International Activities Supporting Group
Project Area | Understanding human recognition of material properties for innovation in SHITSUKAN science and technology |
Project/Area Number |
15K21742
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
西田 眞也 京都大学, 情報学研究科, 教授 (20396162)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩井 大輔 大阪大学, 基礎工学研究科, 准教授 (90504837)
堀内 隆彦 千葉大学, 大学院工学研究院, 教授 (30272181)
佐藤 いまり 国立情報学研究所, コンテンツ科学研究系, 教授 (50413927)
中内 茂樹 豊橋技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (00252320)
岡嶋 克典 横浜国立大学, 大学院環境情報研究院, 教授 (60377108)
南本 敬史 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 放射線医学総合研究所 脳機能イメージング研究部, グループリーダー(定常) (50506813)
土橋 宜典 北海道大学, 情報科学研究院, 准教授 (00295841)
神谷 之康 株式会社国際電気通信基礎技術研究所, 脳情報通信総合研究所, 研究室長 (50418513)
佐藤 洋一 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (70302627)
梶本 裕之 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 教授 (80361541)
坂本 真樹 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 教授 (80302826)
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Project Period (FY) |
2015-11-06 – 2021-03-31
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Keywords | 質感 / 情報工学 / 認知科学 / 神経科学 / 感性情報学 |
Outline of Annual Research Achievements |
国際活動支援班の成果を総括するため、2019年12月に京都で国際シンポジウム "Past, Present and Future of Shitsukan Science and Technologies" を開催した。Richmond博士(南本班と共同研究)、Bickel博士(岩井班と共同研究)、Jabob博士(土橋班と共同研究)、Shi博士(佐藤班と共同研究)、Barla博士(西田班と共同研究)、Spense博士(岡嶋班と共同研究)、Jones博士(梶本班と共同研究)などが招待講演を行い、領域メンバーとの議論をさらに深めた。そのほか、佐藤班では、Simon Fraser Universityと共同研究を進め、機械学習を用いた物体形状、陰影、照明条件の推定手法の開発を進めた。Australian National Universityとの共同研究では、物体の素材に頑健な形状推定手法を開発した。土橋班では、ノーザンブリア大学・Hubert Shum博士の研究室を訪問し共同研究について議論した。南本班では、メンバーの永井が米国NIHに短期滞在しサル類の脳外科手術のトレーニングを受けた。岡嶋班では、英国Oxford大学Spence研究室においてARを用いた予備実験を実施した。岩井班では、メンバーのPunpongsanonが米国M.I.T.に短期滞在して食質感を制御する食品3D印刷に関する共同研究を進め、平木がMicrosoft Research Asiaに短期滞在して身の回りの実物体への接触検出技術に関する共同研究を進めた。坂本班では、渡辺亮を英国に派遣し,音象徴語を用いた質感評価に対する国際比較研究の一環として、University of Lincolnと共同で、英語話者を対象とする実験を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
個別のプロジェクトが順調に進んだことに加え、国際シンポジウムという形で、国際支援班の活動を総括し、世間にアピールできたことは大きな成果であった。ただし、新型コロナウィルスの影響で、一部のプロジェクトが中断された。
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナウィルスの影響で中断しているNIIおよび横浜国立大学のプロジェクト(後述)を完了させる。
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Causes of Carryover |
NIIの研究において、国際チームでの反射解析の共同研究に対して、12月末に海外から共同研究者を招聘、提案手法の 検証実験を行い、その成果を国際会議に投稿することを予定していた。新型コロナウィルスの影響により、渡航ビザの 発給の遅延ならびに航空便の確保が難しくなり、研究者の招聘ならびに予定した実験を行うことができなかった。この ため、研究期間を延長し、実験による検証と論文投稿を進めることが必要となった。
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Research Products
(11 results)