2015 Fiscal Year Research-status Report
脳内身体表現の変容機構の理解と制御
International Activities Supporting Group
Project Area | Understanding brain plasticity on body representations to promote their adaptive functions |
Project/Area Number |
15K21754
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
太田 順 東京大学, 学内共同利用施設等, 教授 (50233127)
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Project Period (FY) |
2015-11-06 – 2019-03-31
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Keywords | 脳内身体表現 / 脳科学 / システム工学 / リハビリテーション医学 |
Outline of Annual Research Achievements |
「身体性システム」領域としての,国際活動支援班の在り方について議論した.結果として, "a. 身体性システム領域研究の世界的なプレゼンスを上げる.すなわち,世界一流研究者と交流し,我々の研究内容を知ってもらう.これより,国際ネットワーク構築の基盤形成を目指す.(たとえば先々先方の会議等にinviteしてもらえるようになる等)また,本領域の研究内容を世界中に浸透させることを目指す.b. 海外の著名研究者と共同研究して,連名論文を執筆する.c. 領域内の班間連携を促進する."の3つを重点的に考えることとした. 具体的内容として,脳科学,システム工学,リハビリテーション医学の各領域から選抜された幻肢痛関係の研究者(各領域で約2名ずつ)が2016年2月8日(月)~14日(日)にスウェーデンにおける研究交流を行った.具体的には,当領域より6名のメンバーが参加し,Chalmers University of Technology, Karolinska Instituteへの見学,発表,議論を行った. 結果として,(a)EMG等を用いた幻視のVR表示系の改良を,当領域が提案している仮想環境SIGVerseに対して行うシステム開発,(b)身体保有感・運動主体感の成立条件に関する共同研究の推進等が将来的な協調の在り方として考えられるという議論を行い,将来的な共同ワークショップの開催,共著論文の執筆等の可能性について議論した.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
国際活動支援班が目指すものとして,a.身体性システム領域研究の世界的なプレゼンスを上げること,b. 海外の著名研究者と共同研究して,連名論文を執筆すること,c. 領域内の班間連携を促進すること,の3つを挙げ,その中で領域内で具体的に行うべきことにつき,領域内で議論した.その中で先鋭的に進められる研究内容につき,本年度上記のアクションを起こし,有益な結果を得ることができた.
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Strategy for Future Research Activity |
先に述べた,a.身体性システム領域研究の世界的なプレゼンスを上げること,b. 海外の著名研究者と共同研究して,連名論文を執筆すること,c. 領域内の班間連携を促進すること,と言う方針に沿って,具体的な研究プロジェクトを遂行する予定である.
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Causes of Carryover |
本年度は当該予算の使用方針を決め,その中で先鋭的に進められるプロジェクトに絞って勧めることとしたため.
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
10~20程度の(a)本領域の世界的認知度を広め,本領域の研究レベルを向上させるための著名研究者の招聘,ならびに(b)若手研究者の海外派遣,を推進する計画である.
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Research Products
(1 results)