2017 Fiscal Year Annual Research Report
Multidimensional Exploration of Logics of Plant Development
International Activities Supporting Group
Project Area | Multidimensional Exploration of Logics of Plant Development |
Project/Area Number |
15K21758
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
塚谷 裕一 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (90260512)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
河内 孝之 京都大学, 生命科学研究科, 教授 (40202056)
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Project Period (FY) |
2015-11-06 – 2018-03-31
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Keywords | 植物発生 / ゼニゴケ / 発生ロジック / 代謝発生生物学 / 国際拠点 |
Outline of Annual Research Achievements |
本領域は、植物の発生成長制御における本質的な発生ロジックの解明を目指している。このために設定した5つの多元的なアプローチのひとつに、従来の発生研究を牽引したシロイヌナズナでの理解を他の生物システムに投射する計画がある。そのシステムのひとつとして陸上植物進化の基部に位置するコケ植物である苔類ゼニゴケがある。ゼニゴケをモデルにした研究は日本発であり、日本で育て開花させるとともに、国際的な認知度を高めて世界的な研究動向を牽引することが重要である。そこで、ゲノムデータベース開発、若手研究者の相互交流、研究技術に関する情報交換、ワークショップの開催などを行った。 ゲノム情報は生命科学研究を行う上で基盤となるものである。今年度は、国内外39の大学・研究機関の共同でゼニゴケのゲノム解析を完了し、論文として公開した(Cell 171:287-304, 2017)。更に、ゲノムデータや発現データを収録したデータベースMarpolBaseを開発し、国立遺伝学研究所を拠点に公開した(http://marchantia.info)。このデータベースは、本新学術領域の終了以降も、遺伝子登録や機能解析研究の拠点として国際的プレゼンスと情報発信に貢献することが期待される。 また、国内外の研究者が広く議論し、共同研究を活性化するための国際ワークショップ(平成29年12月16日から18日)を開催した。領域研究者や多数の若手研究者が参加し、活発な交流が行われた。その結果、密な共同研究が生まれた。具体的成果として、植物のストレスホルモンであるジャスモン酸の受容と信号伝達の起源と進化を明らかにしたスペインのグループとの共同研究を公開した(Nature Chem. Biol. 14:480-488, 2018)。
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Research Products
(16 results)
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[Journal Article] Ligand-receptor co-evolution shaped the jasmonate pathway in land plants.2018
Author(s)
2.Monte, I., Ishida, S., Zamarreno, A. M., Hamberg, M., Franco-Zorrilla, J. M., Garcia-Casado, G., Gouhier-Darimont, C., Reymond, P., Takahashi, K., Garcia-Mina, J. M., Nishihama, R., Kohchi, T., and Solano, R.
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Journal Title
Nature Chemical Biology
Volume: 14
Pages: 480-488
DOI
Peer Reviewed / Int'l Joint Research
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