2021 Fiscal Year Research-status Report
「ネオウイルス学」の国際活動支援
International Activities Supporting Group
Project Area | Neo-virology: the raison d'etre of viruses |
Project/Area Number |
16K21723
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
河岡 義裕 東京大学, 医科学研究所, 特任教授 (70135838)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
朝長 啓造 京都大学, ウイルス・再生医科学研究所, 教授 (10301920)
澤 洋文 北海道大学, 人獣共通感染症国際共同研究所, 教授 (30292006)
高橋 英樹 東北大学, 農学研究科, 教授 (20197164)
川口 寧 東京大学, 医科学研究所, 教授 (60292984)
渡辺 登喜子 大阪大学, 微生物病研究所, 教授 (60557479)
松浦 善治 大阪大学, 微生物病研究所, 特任教授(常勤) (50157252)
鈴木 信弘 岡山大学, 資源植物科学研究所, 教授 (70206514)
長崎 慶三 高知大学, 教育研究部自然科学系理工学部門, 教授 (00222175)
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Project Period (FY) |
2016-06-30 – 2023-03-31
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Keywords | ウイルス / 国際共同研究 / ネットワーク構築 |
Outline of Annual Research Achievements |
国際活動支援班では、各研究班の海外における研究活動を促進するために、 (1) 国際研究ネットワークの整備および強化、(2) 円滑な海外での研究試料の採取支援・提供、(3) 国際シンポジウムの開催および海外研究者の招聘による人的連携の促進、(4) サンプル収集のための海外への研究者の派遣の支援、(5) 最先端研究を行う先進諸国への若手研究者の中長期的派遣の支援、(6) 国際研究者ネットワークへの積極的な情報発信を行なっている。 2021年度は、国内で国際学会を1回 [第19回あわじ感染と免疫国際フォーラム]を共催し、また、同学会の直後に国際シンポジウムを主催した。これらの学会およびシンポジウムを通じて、海外から総計12名の研究者をオンライン招聘したほか、班員12名が発表した。招聘した研究者と計画研究班、および公募研究班班員はオンライン交流を通じて人的連携を構築した。また、引き続き、本領域のホームページの英語版を通して国際社会に本領域の活動を発信している。 COVID-19の感染拡大により、海外へサンプル収集に行くことが困難な状況であったため、海外からのサンプル輸入、および海外で採取したサンプルのネオウイルス学的解析、国内で採取したサンプルの解析結果との比較解析のための支援を実施した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
(1) 国際研究ネットワークの整備および強化、(3) 国際シンポジウムの開催および海外研究者の招聘による人的連携の促進については、9月から10月にかけて、第19回あわじ感染と免疫国際フォーラムを共催および国際シンポジウムを主催して、海外から著名な研究者である、Ooi Eng Eong博士(シンガポール)、Liying Sun博士(中国)、Roy Hall博士(オーストラリア)、Edward Holmes博士(オーストラリア)、Maria-Carla Saleh博士(フランス)、Richard Kormelink博士(オランダ)、Jesus Navas-Castillo博士(スペイン)、Ioly Kotta-Loizou博士(英国)、Stephen M. Beverley博士(米国)、Raul Andino博士(米国)、Curtis Suttle博士(カナダ)、Karthik Gangavarapu博士(米国)を招聘し、その後も計画研究班、および公募研究班班員が招聘研究者と共同研究を継続している。 (2) 円滑な海外での研究試料の採取および解析の支援、(4) サンプル収集のための海外への研究者の派遣の支援に関しては、澤班から松野講師らが世界各地のマダニを現地研究協力者に依頼し採集したサンプルを輸入した。上記の活動により採集したサンプルは保有ウイルス叢の解析に供された。また計画研究・鈴木班、高橋班、長崎班、渡辺班で採取・保有している国内外のサンプルのウイルス叢解析の支援を行った。 (5)若手研究者の中長期的派遣の支援は希望がなかったため実施していない。
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Strategy for Future Research Activity |
現在のCOVID-19の流行状況を考慮すると、海外での材料採取を目的とした疫学活動、および若手研究者の海外への派遣については見通しが立たないが、これまでに海外で採取したサンプルや、それらと比較するための国内サンプルについて、その採取・輸送・解析費用を国際活動支援班から支弁し、研究の予定通りの遂行に努めることを計画する。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染症の流行により、令和3年度に開催した国際会議では、対面ではなく、オンライン会議となった。また海外への研究者派遣についても実施が困難であったため、国際活動支援班の必要経費が予定よりも少額に抑えられたために次年度使用額が生じた。 海外での材料採取についても見通しが立たないため、これまでに海外で採取したサンプルや、それらと比較するための国内サンプルについて、その採取・輸送・解析費用を国際活動支援班から支弁し、研究の予定通りの遂行に努める。
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Research Products
(4 results)