2018 Fiscal Year Research-status Report
脳構築における発生時計と場の連携
International Activities Supporting Group
Project Area | Interplay of developmental clock and extracellular environment in brain formation |
Project/Area Number |
16K21729
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
影山 龍一郎 京都大学, ウイルス・再生医科学研究所, 教授 (80224369)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
仲嶋 一範 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (90280734)
見学 美根子 京都大学, 高等研究院, 教授 (10303801)
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Project Period (FY) |
2016-06-30 – 2021-03-31
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Keywords | 神経発生 / 発生時計 / 神経幹細胞 / 細胞外環境 / 大脳構築 |
Outline of Annual Research Achievements |
国際的共同研究の推進を図るため、英語版ホームページを立ち上げ、海外に向けて随時、情報発信を行った。2018年5月に奈良で開催された国際神経発生学会(ISDN 2018)では、海外に向けた情報発信を行うため、積極的に学会運営・準備に参加するとともに、班員の発表を依頼・支援した。また、海外の著名研究室から若手研究者を受け入れ、共同研究を進めた。その成果の一部は、すでに共著論文として発表された。さらに、海外の著名研究者を招待してセミナーを開催し(3件)、多くの日本人若手研究者と情報交換や共同研究の打ち合わせが行われた。また、日韓の若手研究者交流を推進するため、本領域の若手研究者がKorea-Japan Joint Symposium on Neurodevelopmentに参加し、研究成果を発表した。 本領域の成果について国際的な情報発信を行うため、計画班員の影山と仲嶋がEditorとなって国際誌Neuroscience Researchに最新成果をまとめた総説特集号を出版した(2019年1月号)。本特集号のテーマはTiming and shaping mechanisms of neural developmentというもので、3名の計画班員と7名の公募班員による10編の総説を発表した。いずれも、神経発生の時間制御機構や形態形成制御機構に関する最新の研究成果をまとめたもので、本領域の重要な国際情報発信となった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2018年5月に奈良で開催された国際神経発生学会では多くの班員が学会運営・準備に参加した。また、多くの班員が本学会で発表を行い、海外に向けて情報発信を行った。さらに、海外の著名研究室との共同研究を進めた。
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Strategy for Future Research Activity |
国際共同研究推進のため、若手研究者を海外の著名研究室に派遣するとともに、海外著名研究室から若手研究者を受け入れる。2019年9月に韓国で開催される国際脳研究機構世界大会に積極的に参加し、海外に向けて情報発信を図る。また、海外からの著名研究者によるセミナーを随時開催する。
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Causes of Carryover |
当初予定していた海外著名研究者3名の日本への招待、および海外著名研究室の若手研究者の長期受け入れに関して、いずれも他の経費で賄えることになったため、次年度に使用することとした。
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