2022 Fiscal Year Annual Research Report
New Photosynthesis : Re-optimization of the solar energy conversion system
International Activities Supporting Group
Project Area | New Photosynthesis : Reoptimization of the solar energy conversion system |
Project/Area Number |
16K21737
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Research Institution | National Institute for Basic Biology |
Principal Investigator |
皆川 純 基礎生物学研究所, 環境光生物学研究部門, 教授 (80280725)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 裕一郎 岡山大学, 異分野基礎科学研究所, 特任教授 (50183447)
鹿内 利治 京都大学, 理学研究科, 教授 (70273852)
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Project Period (FY) |
2016-06-30 – 2023-03-31
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Keywords | 光合成 / 葉緑体 / レドックス / C4 |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年11月15日(火)~18日(金)、神戸のファッションマート(六甲アイランド)において、2年延期された国際シンポジウムInternational Symposium on Photosynthesis and Chloroplast Regulationを開催した。米国、英国、スイス、ドイツ、フランス、イタリア、オーストラリアから14名の講演者を招聘し、さらに3題の海外からのオンライン講演が加わった。領域側からは18題の発表を行い、領域研究の成果を内外に発信することできた。100名弱の参加者は、久しぶりのオンサイトの会議を十分堪能したようであり、質の高い議論が行われた。当初ポスターセッションを企画したが、新型コロナの感染拡大が懸念されたため、代替案として学生を含む若手研究者による10分もしくは5分のトークを行った。この試みも招聘研究者から好評であり、日本の光合成研究の元気なところを印象付けることができた。低学年の大学院生にとっては、初めて経験する国際学会となり、著名な海外研究者を集められたことは、彼らにとっても素晴らしい機会となった。下火になったとはいえ依然としてコロナ禍での国際会議の開催となり、準備を始めた段階では、すべての招聘者にビザの取得が必要である等、会議の前後の国内での移動にも制約があった。また招聘研究者に保険をかけるなど、大変神経を使う会議の開催になったが、日本の光合成研究がコロナ禍から立ち直ったことを印象付ける会議であり、新学術領域を締めくくるにふさわしい会議となった。また、コロナ規制の緩和に伴い、最終年度は、海外渡航の支援も二件実施した(いずれも米国)。
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