2016 Fiscal Year Annual Research Report
Integrative understanding of biological phenomena with temperature as a key theme
Project Area | Integrative understanding of biological phenomena with temperature as a key theme |
Project/Area Number |
15H05927
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Research Institution | Okazaki Research Facilities, National Institutes of Natural Sciences |
Principal Investigator |
富永 真琴 大学共同利用機関法人自然科学研究機構(岡崎共通研究施設), 岡崎統合バイオサイエンスセンター, 教授 (90260041)
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Project Period (FY) |
2015-06-29 – 2020-03-31
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Keywords | 温度生物学 / 生理学 / 神経科学 |
Outline of Annual Research Achievements |
1)平成28年6月に開催した第2回領域会議で総括班会議を開催し、評価委員の参加も得た。新学術領域研究「温度生物学」の推進方向、平成28年度、29年度の方針について議論し、具体的な活動計画を策定するとともに、同第2回領域会議で個々の班員が研究内容を発表して意見交換を行った。平成28年度、29年度の計画についても議論した。2) 平成29年1月に開催した第3回領域会議で総括班会議を開催し、評価委員の参加も得た。新学術領域研究「温度生物学」の推進方向、平成29年度の方針について議論し、具体的な活動計画を策定するとともに、公募班員・計画班員による第3回領域会議で個々の班員が研究内容を発表して意見交換を行った。研究内容に関する討論の後、平成29年度の計画について議論した。3) 情報発信のために領域ホームページを開設して、新学術領域研究発足の意義の周知を行うとともに、班員の研究成果を紹介した。4) 関連学会において「温度生物学」をテーマとした以下4件の共催シンポジウムを企画した(1.第68回日本細胞生物学会大会「細胞内温度の創成」平成28年6月、2.第89回日本生化学会大会「細胞内温度の新展開」平成28年9月、3.第54回日本生物物理学会「温度生物学の挑戦」平成28年11月、4.第94回日本生理学会大会「温度生物学の視点から探る生理機能」平成29年3月)。また平成28年12月に基礎生物学研究所共同利用研究会 第1回Biothermology Workshopを後援した。5) 新学術領域研究「温度生物学」の方針、目的、研究内容の周知、とりわけ新しく加わった公募班員の研究内容の紹介を目的としてニュースレター第2号を作製した。ニュースレター第3号の作製も開始した。6) 一般市民向けのアウトリーチ活動、高校理科授業での温度生物学の紹介等を行った。7) 新学術領域研究「グリアアセンブリ」「リポクオリティ」の領域会議に参加して情報交換を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成28年4月に公募班員が加わり領域としての規模が大きくなったが、総括班活動は順調に推進できた。新学術領域研究「温度生物学」2年目ということもあり、計画研究代表に加えて公募研究代表者の研究内容に触れ、研究理解を深め、公募研究・計画研究間での連携推進につなげることができた。論文のプレスリリース、ホームページでの活動発信、ニュースレターの作成・送付、種々のアウトリーチ活動等による情報発信によって、「温度生物学」の重要性と意義の理解を促すことができた。加えて、現在活動中の研究内容に関連がある2つの新学術領域研究「グリアアセンブリ」「リポクオリティ」との情報交換によって、共同シンポジウムの開催等の可能性を模索することができた。加えて、英国の科学情報誌「IMPACT」(平成29年5月発刊)が新学術領域研究「温度生物学」の研究を紹介するので、「温度生物学」研究を世界に発信するチャンスになる。
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Strategy for Future Research Activity |
平成29年度は、これまでの成果を踏まえ、次のことを進めたい。 1) 平成29年9月に第4回領域会議を開催し、個々の研究代表者の研究成果の発表・議論を進めて、「温度生物学」を推進する。2) 平成29年9月に第1回公開国際シンポジウムを開催する。6名の海外研究者の講演があり、「温度生物学」を世界に発信する大きな機会となる。3) 第2回若手の会を開催して次世代研究者の育成を図る。4) リソース・実験技術の相互利用を支援することにより、共同研究を促進する。5) 領域ホームページの管理・更新、ウェブ版および印刷物のニュースレターの発行を行い、計画班・公募班の密な連携を支援するとともに、研究成果発信を積極的に行う。6) 領域全体で共有できる遺伝子・抗体・遺伝子改変動物、研究機器等の研究リソースの情報管理・普及を行う。特に、細胞内および臓器内の局所温度計測・制御技術の開発・普及により、領域内の共同研究を支援する。7) 第24回日本時間生物学会学術大会で共催シンポジウムを開催する。
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Research Products
(1 results)