2017 Fiscal Year Annual Research Report
Project Area | Integrative research toward elucidation of generative brain systems for individuality |
Project/Area Number |
16H06524
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
大隅 典子 東北大学, 医学系研究科, 教授 (00220343)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
保前 文高 首都大学東京, 人文科学研究科, 准教授 (20533417)
若林 明雄 千葉大学, 大学院人文科学研究院, 教授 (30175062)
中島 欽一 九州大学, 医学研究院, 教授 (80302892)
星野 幹雄 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 神経研究所 病態生化学研究部, 部長 (70301273)
今吉 格 京都大学, 生命科学研究科, 特定准教授 (60543296)
郷 康広 大学共同利用機関法人自然科学研究機構(新分野創成センター), 新分野創成センター, 特任准教授 (50377123)
冨永 貴志 徳島文理大学, 神経科学研究所, 准教授 (20344046)
駒木 文保 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 教授 (70242039)
柴田 智広 九州工業大学, 大学院生命体工学研究科, 教授 (40359873)
原 塑 東北大学, 文学研究科, 准教授 (70463891)
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Project Period (FY) |
2016-06-30 – 2021-03-31
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Keywords | 脳科学 / 基盤・社会脳科学 / 脳計測科学 |
Outline of Annual Research Achievements |
1.集会:2017年7月7~9日に御殿場にて第2回領域会議を行い公募研究代表者関係者も含めて100名余が参加し、計画研究・公募研究それぞれの研究代表者が口頭発表を、若手を中心とした研究者がポスター発表を行い、「個性」に関する研究についての議論を深めた。次年度以降の行事予定に関して、2018年7月23日~24日に第3回領域会議に引き続き今吉を世話人として京都大学において国際シンポジウムを行うこととなった。その他、各種学会等において領域の研究内容について講演を行うとともにA01項目の研究者を中心として「個性をとらえる基本概念」についての問題意識を共有する集会を開催した。2.広報・アウトリーチ:領域のウェブサイト(http://www.koseisouhatsu.jp/index.html)を高頻度で更新し領域の活動について情報発信に務めるとともにSNSも用いて広報活動を行った。ニュースレター第2号および第3号をそれぞれ2017年9月および2018年3月に発行し学術分野関係者その他約1000名に配布した。3.技術支援班:前年度に導入したChromiumシステムを用いた解析に関して郷を中心として技術支援を行った。4.若手活動支援班:若手支援活動と技術支援を目的として2017年11月21日に集会を行い約50名が参加し議論を深めた。5.ELSI(Ethical, Legal, and Social Issues)班:2017年9月7日に、日本神経化学会@仙台国際センターのランチョンセミナーとして東島仁先生(山口大学)より研究上のELSIに関するご講演を頂いた。2018年3月25日に第1回市民公開講演会を東京大学情報学環福武ホールにて開催し、当事者研究の第一人者である熊谷晋一郎先生(東京大学)の講演ならびに大隅との対談に関して、文字通訳による情報保障付きで行い、約70名の参加者から好評を博した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
以下のように総括班の活動に関して円滑な運営が為されている。1.集会:2018年7月24日~25日に京都大学にて開催する第1回国際シンポジウムについて講演者を決定し、招聘手続きを進めている。それに先立ち、第3回の領域会議を開催し、国際会議で発表しない研究代表者による口頭発表と、若手によるポスター発表を予定し、ポスター発表は国際シンポジウム参加者にも閲覧してもらえるようにする。2018年7月27日に日本神経科学大会において、新学術領域「顔身体学」との合同シンポジウムを開催することが予定されている他、いくつかの国内学会におけるシンポジウム企画が進みつつある。2018年12月に開催予定の次世代脳ネットワークでは、他の3つの新学術領域との合同シンポジウムを企画している。2.広報・アウトリーチ:領域のウェブサイトに随時、プレスリリースや各種紹介記事を公開している。ニュースレター第4号を2018年9月に、第5号を2019年2月に発行する予定で星野が準備を進めている。3.技術支援班:初年度に導入したChromiumシステムの技術講習会を開催し、領域内での利用を促進するとともに、領域会議等を通じて、それぞれの研究者が備える特異な技術を領域内に浸透させる。2018年4月28日に星野の分担研究者である菅野により、第1回USVミーティングが計画され、領域で共通して用いられる技術であるマウスの超音波発声の解析方法について、情報交換を行うことが予定されている。4.若手活動支援班:領域会議に伴って開催する若手合宿について今吉が企画している。5.ELSI班:星野がプログラム委員を務める日本神経化学大会@神戸において、「個性」の研究にまつわるELSIについて原による講演を企画している。また、第2回市民公開講演会を2019年春に行う予定で準備している。
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Strategy for Future Research Activity |
1.集会:領域会議や若手の会・技術講習会において、計画研究および公募研究関係各位が一堂に会して研究計画や成果について披露し、議論を深める過程で、領域内の連携協力をいっそう推進し、「個性創発学」を目指した研究を展開する。また、随時、GoogleファイルやSlack等のITツールを活用して、情報交換を盛んにすることを目指す。2018年度に行う第1回国際シンポジウムの開催等をきっかけとして、国際連携の推進を図る。各種学会や次世代脳ネットワーク等の機会を利用し、関連する他新学術領域やAMEDおよびJST等の他のプロジェクトとの連携を進めることにより、領域の活動をいっそう盛んにする。2.広報・アウトリーチ:領域のウェブサイトやTwitterおよびFacebookを用いて、研究者ならびに市民に向けた広報活動を推進する。また、ニュースレターを各種関連学会や市民公開講演会等でも配布することにより、領域の活動を広く周知していく。3.技術支援班:総括班より購入した 10X Genomics社Chromiumシステムを領域内で活用し、細胞レベルの「個性」の研究に役立てる。第1回USVミーティングにおける議論や情報交換を領域内に浸透させる。4.若手活動支援班:若手合宿等を計画し、若手研究者の交流を促進し、次世代の研究者の育成と学際的な研究推進の原動力としていく。さらに、独立したての若手の活動を領域ウェブサイト等で取り上げてエンカレッジする。5.ELSI班:2018年3月に行った第1回市民公開講演会の講演・対談内容をもとにした書籍の出版を計画中である。
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Research Products
(113 results)
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[Journal Article] Prior Treatment with Anti-High Mobility Group Box-1 Antibody Boosts Human Neural Stem Cell Transplantation-Mediated Functional Recovery After Spinal Cord Injury.2018
Author(s)
Uezono N, Zhu Y, Y, Matsuda T,Nakajo M, Abematsu M, Setoguchi T, Mori S, Takahashi HK, Komiya S, Nishibori M, Nakashima K:
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Journal Title
Stem Cells
Volume: -
Pages: -
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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[Journal Article] Meis1 Coordinates Cerebellar Granule Cell Development by Regulating Pax6 Transcription, BMP Signaling and Atoh1 Degradation.2018
Author(s)
Owa T, Taya S, Miyashita S, Yamashita M, Adachi T, Yamada K, Yokoyama M, Aida S, Nishioka T, Inoue YU, Goitsuka R, Nakamura T, Inoue T, Kaibuchi K, Hoshino M:
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Journal Title
J Neurosci
Volume: 38
Pages: 1277-1294
DOI
Peer Reviewed / Int'l Joint Research
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[Journal Article] Entrainment of the Circadian Clock in Neural Stem Cells by Epidermal Growth Factor is Closely Associated with ERK1/2-mediated Induction of Multiple Clock-related Genes.2018
Author(s)
Mogi A, Yomoda R, Kimura S, Tsushima C, Takouda J, Sawauchi M, Maekawa T, Ohta H, Nishino S, Kurita M, Mano N, Osumi N, Moriya T
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Journal Title
Neuroscience
Volume: 6
Pages: 45-66
DOI
Peer Reviewed
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[Journal Article] DNA Methylome Analysis Identifies Transcription Factor-Based Epigenomic Signatures of Multilineage Competence in Neural Stem/Progenitor Cells.2017
Author(s)
Sanosaka T, Imamura T, Hamazaki N, Chai M, Igarashi K, Ideta-Otsuka M, Miura F, Ito T, Fujii N, Ikeo K, Nakashima K
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Journal Title
Cell Rep
Volume: 20
Pages: 2992-3003
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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[Journal Article] Pathologic Active mTOR Mutation in Brain Malformation with Intractable Epilepsy Leads to Cell-Autonomous Migration Delay.2017
Author(s)
Hanai S, Sukigara S, Dai H, Owa T, Horike SI, Otsuki T, Saito T, Nakagawa E, Ikegaya N, Kaido T, Sato N, Takahashi A, Sugai K, Saito Y, Sasaki M, Hoshino M, Goto YI, Koizumi S, Itoh M:
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Journal Title
Am J Pathol
Volume: 187
Pages: 1177-1185
DOI
Peer Reviewed
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[Presentation] The role of AUTS2 in synaptic formation and the cognitive brain functions2018
Author(s)
Hori K, Nagai T, Shan W, Yamada M, Shiraishi R, Sakamoto A, Kanno K, Abe M, Yamada K, Sakimura K, Hoshino M
Organizer
第8回新潟大学脳研究所共同研究拠点国際シンポジウム
Int'l Joint Research / Invited
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[Presentation] Gray matter structures associated with loneliness in young adults2017
Author(s)
Nakagawa S, Takeuchi H, Taki Y, Nouchi R, Sekiguchi A, Kotozaki Y, Miyauchi CM, Iizuka K, Yokoyama R, Shinada T, Yamamoto Y, Hanawa S, Araki T, Kunitoki K, Sassa Y, Kawashima R
Organizer
第1回ヒト脳イメージング研究会
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[Presentation] Trans-generational transmission of ASD-like phenotypes possibly via sperm epigenetic alteration caused by paternal age2017
Author(s)
Kimura R, Yoshizaki K, Koike T, Oki S, Aoki N, Mochizuki K, Kobayashi H, Kikkawa T, Inada H, Matsui Y, Kono T, Osumi N
Organizer
国際自閉症カンファレンス東京2017
Int'l Joint Research
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