2018 Fiscal Year Annual Research Report
Integrative understanding of biological signaling networks based on mathematical science
Project Area | Integrative understanding of biological signaling networks based on mathematical science |
Project/Area Number |
16H06573
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
武川 睦寛 東京大学, 医科学研究所, 教授 (30322332)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 貴 大阪大学, 数理・データ科学教育研究センター, 特任教授(常勤) (40114516)
井上 純一郎 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70176428)
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Project Period (FY) |
2016-06-30 – 2021-03-31
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Keywords | シグナル伝達 / 数理科学 / システムズバイオロジー / 応用数学 / オミクス |
Outline of Annual Research Achievements |
本領域では、生命科学および数理科学研究者が連携して、実験と理論を融合させる事により、細胞内シグナル伝達ネットワークと生命機能制御の基本原理、及びその破綻がもたらす疾患を統合的に解き明かす新たな学術分野「数理シグナル」を創出する事を目標としている。総括班が推進する本研究課題では、異分野連携を促進し、領域内の協働研究を効率よく生み出し、深化させる為のシステムを構築した。具体的には、以下の施策を実施した。【計画班合同会議・領域推進会議】計画班員・公募班員が一堂に会し、各自の研究成果・方法を共有すると共に、研究の進捗状況を確認して領域の運営方針を周知した。また、若手研究者を各研究室間で相互派遣し、共同研究を深化させた。【国際シンポジウム】米国、欧州、アジアから、第一線の研究者を招聘し、2日間に渡る国際シンポジウムを開催した。国内外、領域内外の研究成果を広く共有すると共に、以降の研究の進展に役立てた。【若手ワークショップ】次世代研究者の育成を目的とし、若手研究者を対象とした合宿形式のワークショップを開催した。【若手研究交流会】若手研究者がポスター発表を通して自由に討論する場を設け、人脈形成と若手育成を図った。【異分野相談窓口】数理解析、質量分析、プロテインアレイ・分子間相互作用、システム生物学・数理モデル、構造解析の各相談窓口を設置し、班員が学際的研究を遂行しやすい体制を構築した。【Web討論・情報交換】ホームページ上に、班員間の自由な討論や情報交換の場を設定し、恒常的な研究者間の連携を図った。【広報活動】Webサイトの構築やニュースレターの配布等により、領域の研究成果を広く発信し、広範な分野の研究者と意見交換を行って領域運営に反映した。【数理解析ワーキンググループ研修会】生物系研究者および数理科学者が共同して、シグナル伝達の数理解析を実際に体験し、その活用法を学ぶ機会を設けた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初計画に従い、計画班合同会議・領域推進会議による研究進捗状況の確認および今後の研究計画の策定、研究者の相互派遣による共同研究の深化、公開国際シンポジウムの開催、若手研究交流会および若手ワークショップ(合宿形式)による若手研究者育成および領域のボトムアップ、異分野連携相談窓口設置や数理解析ワーキンググループ研修会の実施による領域内共同研究・異分野連携の推進、ニュースレターの作成・アウトリーチなどの広報活動を積極的かつ着実に実行した。
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Strategy for Future Research Activity |
今後も、領域推進会議、国際・国内シンポジウム、若手研究交流会、若手ワークショップ、数理解析ワーキンググループ講習会や技術講習会を積極的に開催し、領域内の異分野連携および共同研究を深化させる。
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Research Products
(42 results)