2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project Area | Cyber Infrastructure for the Information-explosion Era |
Project/Area Number |
17077001
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
喜連川 優 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (40161509)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安達 淳 国立情報学研究所, コンテンツ科学研究系, 教授 (80143551)
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Keywords | 情報管理 / 情報融合 / コンテンツ / 情報技術基盤 / セキュリティ / ヒューマンインタフェース / インタラクション / 知識社会形成ガバナンス |
Research Abstract |
前年度に引き続き、総括班、支援班、および四つの柱AO1(計画研究5件、公募研究26件)、AO2(計画研究4件、公募研究9件)、AO3(計画研究3件、公募研究11件)、BO1(計画研究1件、公募研究5件)による研究を推進するべく、領域全体の会議を年度当初および年度末に、また、柱長を中心とする総括班会議を6回開催し、柱間を横断した研究の推進を進めた。また、支援班として、領域全体で共有、利用可能な大規模研究共通基盤を立上げ、個々の研究班だけでは実現不可能なシステム構築を行い、他柱の研究班とのシナジー効果も得られる研究を目指した。 ・領域全体会合:平成22年4月22、23日に領域全体における研究目的、研究方針を確認すべく全領域の研究班の研究に関する発表および支援班における設備やコンテンツ作成等の活動の全体計画について報告、討論を行った。また、全研究班によるポスター・デモセッションを企画し、四年間の成果を広く一般に公開すると共に、本特定領域内の研究班の横のつながりを認識し、特定領域全体にまたがる横断的な研究連携を意識した研究の推進を図った。さらに、本会議には、総括班外部評価委員を招き、中間評価に向けての研究体制、方針、目標、本プロジェクトの課題などについて、具体的な意見、評価を得た。 ・成果報告会:平成22年3月8,9,10日に、領域全体の成果報告会を開催し、領域全体で得られた成果、支援班により構築されたシステムの紹介を中心に、全研究班の成果報告を行った。海外からの招待講演、柱間の研究成果の連携を示すデモ展示を企画した。参加者は本領域外の一般参加者も広く募り、500名以上の参加を得た。昨年度のデモが好評であったことから、午前、午後に分けて全研究班のデモを行い、領域の成果を広く示すことができた。 ・海外との国際連携として、マイクロソフト社のクラウドコンピューティング基盤Azureの利用に関する共同研究契約を結び、世界にさきがけて、本特定領域プロジェクトが10000台規模のリソースを用いて、爆発しつつあるウェブ上のコンテンツ解析を行った。 ・総括班会議を7回開催し、領域の研究が遅滞なく進むことを確認すると同時に、新たに公募班を最終年度へ向けて各柱連携を含む研究進展を速やかに図ると共に最終年度の研究計画の立案を行った。 ・国際連携、調査企画、広報として、異なる研究機関に渡る具体的な活動方針を立案した。また、大規模研究共通基盤に関するチュートリアルを行うと共に、大きな国際学会(MDM10,SAINT10)等に本プロジェクトに関連したWSを開催し、国内外に向けて成果を広く公開した。 ・成果報告会のデモをビデオ撮影し、Youtube等ヘコンテンツをアップロードし、一般の人に研究成果を知らしめる予定である。
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