2019 Fiscal Year Annual Research Report
Giant reservoirs of heat/water/material : Global environmental changes driven by Southern Ocean and Antarctic Ice Sheet
Project Area | Giant reservoirs of heat/water/material : Global environmental changes driven by the Southern Ocean and the Antarctic Ice Sheet |
Project/Area Number |
17H06316
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Research Institution | National Institute of Polar Research |
Principal Investigator |
川村 賢二 国立極地研究所, 研究教育系, 准教授 (90431478)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大島 慶一郎 北海道大学, 低温科学研究所, 教授 (30185251)
池原 実 高知大学, 教育研究部自然科学系理工学部門, 教授 (90335919)
茂木 正人 東京海洋大学, 学術研究院, 准教授 (50330684)
福田 洋一 京都大学, 理学研究科, 教授 (30133854)
田村 岳史 国立極地研究所, 研究教育系, 准教授 (40451413)
野木 義史 国立極地研究所, 研究教育系, 教授 (90280536)
阿部 彩子 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (30272537)
菅沼 悠介 国立極地研究所, 研究教育系, 准教授 (70431898)
末吉 哲雄 国立極地研究所, 国際北極環境研究センター, 特任准教授 (80431344)
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Project Period (FY) |
2017-06-30 – 2022-03-31
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Keywords | 南極氷床 / 南大洋 / 巨大リザーバ / 南極環境システム / 気候・海面変動 |
Outline of Annual Research Achievements |
<全体・研究統括>7月に拡大総括班会合を、8月に運営委員会を開催し、併せて南極俯瞰セミナーを開催した。若手人材育成支援策(海外派遣支援、若手会の会合開催支援など)や国際動向調査を引き続き実施した。 <連携支援>総括班予算にて海鷹丸の3日間の航海延長を確保し、生態系班と古海洋班、底層水班の連携による各種観測を実施した。フィールド観測が効果的に実施できるよう、観測プラットフォーム間の調整と最適化を引き続き検討・実施した。観測船動向等の確認や、観測チーム編成計画を検討し、分野を超えた若手研究者育成の観点で旅費支援を実施した。データとモデルの統合に関して、計画班や公募班のモデル研究が必要とするデータのニーズを報告会等で議論・共有し、公募課題に対して計画班の担当を置くなど、データ流通策を実施した。代表裁量経費を創設し、計画班を対象とした公募を経て、分野を超えた若手育成のための乗船旅費や教科書の購入等を実施した。 <若手育成>国際学会派遣支援や海外滞在支援、若手会の会合費支援などにおいて、昨年度に公募して採択した課題のほか、時期を変えて数回の公募を行った。3月中旬に第2回「南極春の学校」を計画し、90名以上の申込を得て準備を進めていたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、2月下旬に中止を判断した。 <アウトリーチ>ホームページを継続更新し、ニュースレターを2回発行した。講演会、メディア等での発信に加え、東京大学駒場博物館の展示「気候ー海洋ー氷床に関する特別展 ~過去、現在、将来を探る~」を企画し、観測機材や研究成果を出展した。 <国際活動支援>国際共同研究の促進とプレゼンス向上のため、翌年度に開催される日本地球科学連合大会において米国地球物理学連合(AGU)との共同でユニオンセッションを立てることとし、英語版ニュースレターを作成して12月のAGU秋期大会において配布した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
不可抗力とはいえ「南極春の学校」を中止せざるを得なかった一方で、種々の支援策を計画通りに実施したうえ、新たに代表裁量経費を創設し連携促進や若手支援をさらに進めたため。
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Strategy for Future Research Activity |
各年度の総括と今後の計画を共有し連携を促進するため、8月に全体ワークショップと拡大総括班会合、運営委員会をオンラインで開催する。その後も適宜拡大総括班会合や運営委員会を開催する。南極俯瞰セミナー(他分野の理解を促進することを目的としたセミナー)を全体ワークショップにあわせて開催する。領域ホームページを継続的に更新し、ニュースレターを発行する。 若手人材育成支援策(海外派遣支援、若手会支援など)や国際動向調査支援については、新型コロナウイルス関連の今後の推移を見ながら可能な範囲で行う。なお昨年度に公募し決定した課題について、見実施分については一旦キャンセルの扱いとした。 本年度に予定されている海鷹丸の南極航海において、航海延長による観測シップタイムを確保し、生態系班と古海洋班、底層水班の連携を含めた各種観測を実施する。フィールド観測が効果的に実施できるよう、観測プラットフォーム間の調整と最適化を引き続き検討・実施する。データとモデルの統合を引き続き支援しつつ、中間評価でコメントのあった生態系研究におけるデータ・モデル連携を強化するためのタスクチームを立ち上げて強化する。 昨年度に新型コロナウイルスの影響により中止とした「南極春の学校」については、今年度にオンライン開催の方向で検討する。
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