2021 Fiscal Year Annual Research Report
Co-creative Language Evolution: Coordination Section
Project Area | Studies of Language Evolution for Co-creative Human Communication |
Project/Area Number |
17H06378
|
Research Institution | Teikyo University |
Principal Investigator |
岡ノ谷 一夫 帝京大学, 先端総合研究機構, 教授 (30211121)
|
Project Period (FY) |
2017-06-30 – 2022-03-31
|
Keywords | 言語の起源 / 階層性 / 意図共有 / JCoLE / 言語進化国際合同会議 / 対面会議 / オンライン会議 |
Outline of Annual Research Achievements |
本新学術領域の実質的な活動は2021年度で終了していたが、領域のまとめとしての言語進化国際合同会議(JCoLE)を2021年度中に開催することは、コロナウイルス感染症の蔓延により不可能であった。このため、2021年度初頭より周到に準備をはじめ、2022年度中には国際会議を開催することが私たちの悲願であった。この会議を言語起源研究を再興隆のきっかけとしようという思いは、2つの関連国際会議(言語起源学会 Evolang、原型言語学会 Protolang)の運営者の賛同を得、共創言語進化学の計画班代表者を含め、魅力的な招待講演者リストができた。会場(石川県金沢市)の感染症対策を徹底し、人流を工夫し、招待講演者の男女比を同じとした。また、言語は媒体によらないという私たちの主張を具現する一環として、招待講演のすべて、口頭発表の一部に手話通訳者を導入し、母語手話話者の研究者をプレナリ講演者とした。コロナウイルス感染症の再拡大に対応するため、対面での参加もオンラインでの参加もどちらも可能であるようにした。さらに、学生参加費用を大幅に安く設定する、発展途上国からの参加者に対して渡航補助を出すなどの工夫を行った。こうした努力の結果、9月5日から8日までの会期中、12の招待講演、95の口頭発表、78のポスター発表、11のワークショップを開催することができた。現地に対面参加した研究者は約280名おり、うち半数は海外からの参加であった。オンラインで参加した研究者は約170名おり、8割が海外からであった。事後アンケートでは、科学的内容、運営、学術交流、文化的体験のすべてにおいて90%以上の満足度を得られた。この会議後、新たな学術交流がいくつか生まれている。その1つとして、領域代表である岡ノ谷が2023年2月にイスラエルで開催された言語起源研究の国際委員として招聘されたことがあげられる。
|
Research Progress Status |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Remarks |
総括班は研究を実施するのではなく、領域の運営が本務である。
|
Research Products
(7 results)