2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project Area | Creation of non-equilibrium soft matter physics: Structure and dynamics of mesoscopic systems |
Project/Area Number |
18068013
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
太田 隆夫 京都大学, 理学研究科, 教授 (50127990)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡辺 宏 京都大学, 化学研究所, 教授 (90167164)
今井 正幸 お茶の水女子大学, 理学部, 教授 (60251485)
佐野 雅巳 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (40150263)
川勝 年洋 東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (20214596)
加藤 直 首都大学東京, 都市教養学部, 教授 (30142003)
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Keywords | 非平衡 / ソフトマター / メソスケー / 制御 / ダイナミクス |
Research Abstract |
平成22年度には領域全体の運営を統括するために、第17回~20回の総括班会議を行った。今年度は最終年度であったため、本特定領域研究の5年間の研究成果を世界に向けて発信することを目的とし、さらに海外からも非平衡ソフトマターに関わる著名な研究者11名を招聘して、”International Symposium on Non-Equilibrium Soft Matter 2010”という国際シンポジウムを、平成22年8月17~20日に奈良県新公開堂で開催した。この国際シンポジウムの全参加者は218名で、そのうち42名は海外からの参加であった。全体で24件の口頭発表と、157件のポスター発表が行われた。なお、この国際シンポジウムの口頭発表の内容は、Journal of Physics : Condensed Matterから出版される予定である。計画研究と公募研究を含めた領域全体での5年間の研究成果を総括することを目的として、第5回領域研究会を平成23年1月6~8日に東京大学で開催した。参加者総数は111名に及び、48件の口頭発表が行われた。また、非平衡ソフトマターに関わる重要な研究テーマとして、"Granek Symposium on Membrane Dynamics"という国際ワークショップを、平成23年3月10日に首都大学東京で開催した。さらに、総括班の主催により、第4回ソフトマター物理若手研究会を平成22年11月12~13日に大阪大学で開催し、助教、博士研究員、大学院生らの研究活動の活性化や人材育成に努めた。また、平成22年度にはホームページ上で4回のニュースレターを発行し、これらの活動報告や研究紹介を行った。総括班として、本特定領域研究の5年間の研究活動および研究成果の取りまとめ作業を行った。その一環として、World Scientific社から出版される予定の”Non-Equilibrium Soft Matter Physics”という本の編集を行った。
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Research Products
(8 results)