2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project Area | Microwave-Excited, High-Temperature Thermally Non-Equilibrium Reaction Fields |
Project/Area Number |
18070006
|
Research Institution | National Institute for Fusion Science |
Principal Investigator |
佐藤 元泰 National Institute for Fusion Science, 連携研究推進センター, 教授 (60115855)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
本島 修 核融合科学研究所, 所長 (60109056)
西 伸之 核融合科学研究所, 分子科学研究所・電子構造研究系, 主幹・教授 (60013538)
秋行 正憲 大阪大学, エネルギー学研究センター, 教授 (10144429)
三宅 正司 近畿大学・大阪大学, 工学部・接合科学研究所, 教授名誉教授 (40029286)
大峰 巌 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 副学長理学部長・教授 (60146719)
|
Keywords | マイクロ波反応場 / 非平衡物性 / 非平衡熱力学 / ナノ構造 / アレニウスの式 / マイクロ波化学 / 金属酸化物電磁波還元 / マイクロ波工学応用 |
Research Abstract |
学会・シンポジュウムの開催 平成20年8月4日〜8日、日・米・欧・中国のマイクロ波エネルギー利用に関する学会と国際会議、『1^<st> Global Congress on Microwave Energy Applicationsr第1回マイクロ波エネルギー応用国際会議」』を開催した。参加人数 : 340名(大学等 : 40%、研究機関30%、企業30%) 研究者の交流促進、活発な議論・情報の交換が行われ、 局所熱非平衡の発現との関連、不対電子スピンとの相互作用という古典物理と量子金属物理学の境界領域の開拓へと発展してゆく道筋がつけられた。このような物理機構の解明に糸口がつかめたことで、産業応用が進み、火炎によらない物材加工方法として埜産業応用が進展した。以後、この国際会議を4年ごとに、日米欧亜で持ち回理解際することに決定した。 マイクロ波領域の研究者が、本特定領域の目指す新分野への発展と軌を一にする活動を拡大した。 総轄班会議の開催 平成21の年5月及び21年3月、総括班会議を開催した。中間評価の意見を真摯に受け止め、マイクロ波の交番電磁界を、非平衡反応場という物質の相互作用とて深く理解するよう指導した。A05班吉川、A01班佐藤らは、マイクロ波という低エネルギーフォトンから2〜4桁高いフォノンを励起するマイクロ波加熱では、結晶の格子間に歪みが発生しそのまま残ることを捉えた。これはマイクロ波領域の交番電磁界と物質の相互作用は非平衡反応場であり、また量子統計力学の観点からマイクロ波は熱力学第2法則を実験的に証明する新しいツールとなる可能性を示している。
|
Research Products
(5 results)