2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project Area | Proteolysis in the Regulation of Biological Processes |
Project/Area Number |
18076008
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
水島 昇 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (10353434)
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Keywords | タンパク質分解 / ユビキチン / オートファジー / カルパイン / プロテアーゼ / プロテオリシス |
Research Abstract |
本研究課題は平成18年度~22年度の科学研究費補助金・特定領域研究「タンパク質分解による細胞・個体機能の制御」の成果とりまとめを行うものである。本特定領域ではタンパク質分解系に視点をおき、その制御機構と役割について研究を行った。タンパク質分解の制御機構の研究では、各分解系の分解基質の同定、オートファゴソーム膜による特異的基質認識、オートファジー誘導、ユビキチンリガーゼの多様性・基質識別・活性制御、プロテアソームによるユビキチン鎖認識、カルパインの活性・基質特異性制御などについて成果が得られた。一方、タンパク質分解系の機能については、領域内共同研究などを推進することで、細胞内タンパク質・オルガネラ品質管理、抗原提示、筋分解の研究において、異なる分解系間の時空間的連携を明らかにした。計画班員・公募班員からこれらの成果とその後の進展に関する情報を再度収集し、それを最終報告書としてまとめた。最終報告書では、班員の個別報告に加えて、巻頭に研究成果の一覧表をテーマ別にわけて作成した。また、巻末には、キーワード毎の研究者(班員)索引を設け、領域終了後にも共同研究や相互連絡に活用できるよう工夫を施した。冊子体報告書の作製は平成24年1月に終了し、班員や関係各所に配布した。また、領域内の情報交換の場であるインターネットウェブを利用した「プロテオリシスフォーラム」は本年度も継続した。2009年4月からのカウントでは39500件を超えるアクセスがあり、スレッド数も計288件に達した。これは領域内のコミュニケーションだけではなく、タンパク質分解研究領域全体に大きく貢献した。
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Research Products
(35 results)