2019 Fiscal Year Annual Research Report
Toward new frontiers : Encounter and synergy of state-of-the-art astronomical detectors and exotic quantum beams
Project Area | Toward new frontiers : Encounter and synergy of state-of-the-art astronomical detectors and exotic quantum beams |
Project/Area Number |
18H05457
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
高橋 忠幸 東京大学, カブリ数物連携宇宙研究機構, 教授 (50183851)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 哲 東北大学, 理学研究科, 教授 (50280722)
東 俊行 国立研究開発法人理化学研究所, 開拓研究本部, 主任研究員 (70212529)
木野 康志 東北大学, 理学研究科, 准教授 (00272005)
上野 秀樹 国立研究開発法人理化学研究所, 開拓研究本部, 主任研究員 (50281118)
渡辺 伸 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究所, 助教 (60446599)
Patrick Strasser 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 物質構造科学研究所, 研究機関講師 (20342834)
三宅 康博 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 物質構造科学研究所, 教授 (80209882)
能町 正治 大阪大学, 核物理研究センター, 教授 (90208299)
二宮 和彦 大阪大学, 理学研究科, 助教 (90512905)
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Project Period (FY) |
2018-06-29 – 2023-03-31
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Keywords | 量子ビーム / 負ミュオン / 硬X線・ガンマ線イメージング / 超高分解能X線分光 |
Outline of Annual Research Achievements |
9回の総括班会議を開催し、領域全体の研究、計画研究相互の設備共有、横断的な検出器開発の方針の確認及び調整を行いながら領域の運営を行なった。2019年7月には各計画研究及び公募研究の連絡調整を兼ねて、第1回領域全体会議を公開で開き、情報共有をはかった。さらに、より広い範囲の知見を集めて研究を推進し、検出器のより広い応用分野を探るために、「The cosmos at high energies: exploring extreme physics through novel instrumentation」(2019年10月)を企画した。さらに若手育成のための国際スクールを2度開催した。主催・共催・協催をあわせて9つの研究会を開催した。新しい試みとして新学術領域「クラスター階層」と共催で「合同検出器ワークショップ」を2019年9月に実施している。 本領域の活動内容や成果を領域のホームページにて紹介するばかりではなく、様々なアウトリーチの機会、さらに異分野の研究者が集まる研究会、ニュースレターを通じて成果を発表した。同時にSlackなどのオンラインの情報共有サーバを活用して領域内の情報共有を図った。一つの統合された領域として進展を図るために、①総括班メンバーが複数の計画研究に研究協力者として積極的に参加する仕組みや、②検出器グループへのフィードバック機構として総括班の領域内連携検出器開発調整担当、③総括班の内部評価担当が中心となり計画研究のピアレビューを実施し、計画研究班の連携のもと、一体となって課題解決を図った。2019年度からは17件の公募研究がスタートした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
理論と実験を含む、それぞれの計画研究が有機的に連携することにより、原子核物理のみならず、ミュオンによる非破壊元素分析法、新奇量子ビームを用いた物質科学研究などを発展させることを目指す領域の各研究が順調に推移している。特にJ-PARCにおける大強度ミュオンビームを使うA01,B01,C01,C02に関してはこれらの研究領域を横断した一体となる共同実験グループを設立し、自ら実験装置の建設、開発を行い、それを用いた共同研究を継続的に実施する事と位置づけられているKEK ミュオン共同利用S1型実験課題に採択された。各計画研究グループの研究の進展状況を随時、調査し、必要な助言を与える内部評価担当が中心となり計画研究のピアレビューを実施している。このレビュー・相談会は、全ての計画研究の主要実験装置を現地において視察し、研究の進展状況をその目で確認し、フィードバックを掛けるということを目標として行われ、実施できた。技術開発調整担当がはA01―C02の全ての研究班の検出器技術開発の横串としての調整を行い、計画研究がバラバラにならないような働きを担った。同様に理論研究取りまとめをB02代表が担うことで円滑に研究を進めることができている。
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Strategy for Future Research Activity |
メンバー間の緊密な連携が本領域総括班の特徴である。本総括班では、拡大総括班を定義し、各計画研究班の若手サブリーダをメンバーとすることで、総括班の議論を広く全体に展開するとともに、将来リーダーシップをとることが期待される若手の育成を図っている。この特徴を生かした活動を今後も進める。本領域の大きな特徴は異分野融合である。引き続き、新たな出会いが生み出す新規学問分野の創出をはかる。そのために、医学や薬学などの生命系分野や考古学、惑星探査など、これまでに接点のなかった研究コミュニティの研究者を招待する異分野融合の国際シンポジウムを開催する。また、ホームページの更新、ニュースレターの作成、アウトリーチ活動などを続け、成果の発信に努める。 各計画研究で雇用した博士研究員に対して、領域内の異なる分野の研究者と共同で実験やソフトウェア開発を行うことを通じて若手育成をはかる。大学院生を育成するために、検出器関係の若手中心の研究会を企画する。その際、他の新学術領域とのコラボレーションを図り、より広範囲にわたる分野横断研究の可能性を探る
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Research Products
(10 results)