2019 Fiscal Year Annual Research Report
Chronogenesis: how the mind generates time
Project Area | Chronogenesis: how the mind generates time |
Project/Area Number |
18H05520
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
北澤 茂 大阪大学, 生命機能研究科, 教授 (00251231)
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Project Period (FY) |
2018-06-29 – 2023-03-31
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Keywords | 時間生成学 |
Outline of Annual Research Achievements |
(1)研究領域の運営に係る活動 ①総括班会議の開催 各年度に2回ずつ総括班会議を開催して、研究領域の運営と研究支援に関する基本方針と具体的な実施事項を決定した。総括班会議には調査官とアドバイザーの先生方にも参加していただき、領域運営に関するアドバイスを受け、改善に努めた。②領域会議の開催 各年度2回の領域会議を開催して、班員相互の情報共有と議論の場を設けて連携研究を推進した。第1回 2019年8月20-21日 札幌市 参加人数:77名;第2回 2020年2月1-2日 豊中市 参加人数:97名 ③連携研究の推進 研究支援委員会が中心となって、複数の班を横断する連携研究を公募して、審査・採択して支援した。2019年度は5件を採択し、領域の有機的な連携の進展に貢献した。 ④若手研究者・女性研究者の支援 研究成果の発表に係る旅費を中心として、40歳未満の若手研究者ならびに女性研究者のべ21名に対する支援を行った。 ⑤研究成果の発信 優れたビジュアルデザインの領域ホームページを開設して、領域の主な研究成果を速やかに発信した。 (2)研究支援活動 ①DGX-1サーバーの導入と運用 本領域の構想の際立った特徴は、大量の言語コーパスを入力として時間順序情報を出力する人工神経回路を構築して脳のモデルとして共有・利用することにある。そのために用いる高性能サーバー(DGX-1 サーバーシステム)を大阪大学サーバーメディアセンターに設置して、研究支援委員会を中心として運用してきた。DGX-1を活用した成果として、A01班浅原班員は日本語大規模コーパスを使った文脈事前学習言語モデル(BERT)の構築に成功して、言語処理学会からNLP2020 言語資源賞を受賞した。 ②サーバー利用講習会の開催 サーバーを利用するのが初めての班員でも研究に活用できるようにするために、講習会を開催した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2019年度においては、実績概要に記載した通り、すべての計画事項を実行することができたため。
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Strategy for Future Research Activity |
今後の本活動は、基本的には当初の研究計画調書の記載内容に沿って推進する。具体的には、1) 企画実行委員会は領域会議と公開シンポジウム等、連携研究を推進するためのイベントを企画して実行する。国際活動支援の一環として、2022年度に国際シンポジウムを企画し実行する。2) 研究支援委員会はデータと人工神経回路構築のノウハウを共有するための、高性能サーバーを共有設備として準備し提供する。3) 育成委員会は若手研究者・女性研究者を育成・支援するための活動を企画して実行する。国際活動支援の一環として、若手研究者の海外派遣や招聘なども担当する。4) 広報委員会は本領域の目的と研究成果を広報して説明責任を果たし、成果を社会に還元する。
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