2019 Fiscal Year Annual Research Report
Project Area | Chromatin potential for gene regulation |
Project/Area Number |
18H05526
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
木村 宏 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 教授 (30241392)
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Project Period (FY) |
2018-06-29 – 2023-03-31
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Keywords | クロマチン / エピジェネティクス / 遺伝子発現制御 |
Outline of Annual Research Achievements |
公募研究も迎えて第2回領域会議・総括班会議(2019年6月20-22日)を開催し、領域の狙いや課題について説明し、各研究課題の進捗と今後の研究計画を議論した。この会議がきっかけとなり、実験と理論の融合による共同研究が行われ、既に成果が出てきている。領域会議後に、公募研究2課題が繰り上がり採択されたことに伴い、それらの課題の代表者を含めた個別ミーティングや新学術クロマチンポテンシャル・関西地区研究交流会を開催するなど、異分野交流と共同研究の推進を行った。また、研究室間の訪問を促進し(R1年度58件)、多くの共同研究の実施に結びつけた(R1年度41件)。 若手研究者の育成のために、第2回領域会議に合わせて第1回クロマチン潜在能ワークショップを開催し、活発に議論を行った。また、蛍光顕微鏡技術に関する細胞生物学ワークショップ、染色体ワークショップ・細胞核ダイナミクス研究会、人工細胞核を造る会、女性クロマチン研究者による国際シンポジウム+EMBOリーダシップコース等を支援した。 昨年度に引き続き、領域HP、Twitter、ニュースレター(4~9号)等により、研究内容や研究成果を発信した。一般向け講演会・セミナー、小・中・高向け授業・実験・実習、サイエンスカフェ、プレスリリース等のアウトリーチ活動を支援した。また、「 NHKスペシャル 人体II遺伝子」2019年5月5日、5月12日)のCG作成に協力した。 国際活動支援として、EU Flagship代表者やEU COST Actin International Nucleome Consortium代表代理と、Nucleome関連研究の動向について議論した。2020年2020年3月に東大にて、ドイツ・Helmholtz Zentrum Munichと共同で国際シンポジウムを開催予定であったが、新型コロナウィルスの蔓延によりやむなく延期した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
新型コロナウィルスの感染拡大により国際シンポジウムが開催できなかったが、それ以外の活動は順調に進捗した。計画研究から多くの研究成果が生まれ、共同研究も多く進行している。また、アウトリーチ活動も順調に進み、メディアでも取り上げられている。
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Strategy for Future Research Activity |
領域会議・総括班会議等により、共同研究の推進を行うほか、研究支援活動も進める。Twitter、HP、ニュースレター等により、情報発信を進める。新型コロナウィルスの感染の収束後に、国際会議を開催し、国際的にも情報を発信する。収束に長期間かかる場合、オンライン国際会議への領域研究者の積極的な参加を促す。
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