2020 Fiscal Year Annual Research Report
Project Area | Multimode autophagy: Diverse pathways and selectivity |
Project/Area Number |
19H05705
|
Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
小松 雅明 順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (90356254)
|
Project Period (FY) |
2019-06-28 – 2024-03-31
|
Keywords | マルチモードオートファジー / マクロオートファジー / ミクロオートファジー / 膜透過型オートファジー / 細胞膜分解 / 選択的オートファジー |
Outline of Annual Research Achievements |
1. 領域ホームページの設置およびオートファジーフォーラム 領域内外のオートファジー研究者の情報交換を促進させるため、論文紹介サイト オートファジーフォーラム(https://proteolysis.jp/a_forum/)をリニューアルした。領域発足以降令和3年5月28日現在、38件の論文が紹介されており、多くの若手がこれに貢献しており、領域内の迅速な情報交換に寄与した。 2. 総括班会議、班会議およびオートファジー研究会の開催 総括班会議(令和2年10月26日オンライン)を開催し、領域推進の問題点、今後の計画等を議論し、順調な領域運営に貢献した。第2回班会議(令和2年10月26日~28日オンライン)では255名(口頭発表52名)の参加があった。このうち、学部生、大学院生、ポスドクの総数は125名であった。 3. 若手の会の開催 本領域では若手育成を目的のひとつとしており、令和2年度は、領域内外のタンパク質分解研究者を招聘した若手の会を開催した(令和2年12月21日オンライン)。155名(特別講演1名、指定講演4名、若手口頭発表11名)の参加があった。いずれも若手が熱心に議論を交わしており、若手育成に貢献した。 4. 総括班設備の運営・管理 研究支援として、スクリーニングシステムとして共焦点定量イメージサイトメーター CQ1(横河)およびInvitrogen LentiArray CRISPR Human Druggable Genome Library(Thermo)を導入し、マルチモードオートファジーの新規基質や制御因子のスクリーニングに使用できる状態とした。 5. 国際活動支援 オートファジーを主題としたKeystone Symposium(2020年10月4日~9日 オンライン 代表者は共同オーガナイザー)に計画班の参加を促し、国際交流、共同研究を加速させた。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
総括班会議(令和2年10月26日オンライン)、第2回班会議(令和2年10月26日~28日オンライン)、若手の会(令和2年12月21日オンライン)を開催し、領域内交流、共同研究を加速させた。領域全体の研究の支援のためのハイスループットスクリーニングシステムの整備を完了させた。Nat Struct Mol Biol, Nat Commun, Mol Cellなどトップジャーナルへの成果報告がフォーラムに上がっており、順調に研究が推進している。
|
Strategy for Future Research Activity |
1.総括班会議を開催し計画研究の企画、調整、評価を行う。 2.第3回班会議、オートファジー研究会をそれぞれ開催し、オートファジー研究領域の研究者間の情報交換、研究資材の相互活用などの協力体制の構築などを行う。本年度は令和3年10月にレクトーレ湯河原で班会議を、オンライン形式でオートファジー研究会を行う。総括班メンバーの野田と吉本が担当幹事を務める。また、日本細胞生物学会、日本生化学会では共催シンポジウムを行う予定である。 3.若手の育成と分野の拡大を目指すため、若手の会とオートファジー研究会とを合同に開催する。 4.領域の研究支援として、総括班で構築したスクリーニングシステムや共焦点定量イメージサイトメーターの共同利用運用を行う。 5.ホームページ上での領域内の情報の交換を推進する。また、すでに設置されているオートファジーフォーラムで班内外の論文紹介と討論を行う。 6.国際活動支援として、イスラエルからDr. Hagai Abeliovich(Hebrew University of Jerusalem)を招聘し、1年間のサバティカルの間の選択的マクロオートファジーに関する共同研究をサポートする。また、Dr. Michael Lazarou(Monash University)、Yasin Dagdas(Gregor Mendel Institute of Molecular Plant Biology GmbH)を招聘、セミナーを開催し、新たな共同研究を促す。
|
Research Products
(2 results)