2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project Area | Optical science of dynamically correlated electrons in semiconductors |
Project/Area Number |
20104001
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
五神 真 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (70161809)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
秋山 英文 東京大学, 物性研究所, 准教授 (40251491)
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Project Period (FY) |
2008-11-13 – 2014-03-31
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Keywords | 光物性 / 半導体物性 / 物性理論 / 材料化学 / 量子エレクトロニクス |
Research Abstract |
本新学術領域研究では、最先端のレーザー分光技術、量子多体物理学を捉えてその双方を存分に活用しつつ、物質の未利用な光効果・現象を探求し、 その活用に向けた新たな道筋をつけることを目的とした。光と物質の関わりについて新たな視点で見直すために、特に物質の励起状態に生じる多数の電子間の相互作用や、量子力学的位相相関に注目し探求した。これを動的相関電子系-DYCE (DYnamically Correlated Electrons) という中心的コンセプトとして世界に先駆けて掲げ、異分野の研究者の連携による新しい融合学術を創り出すための組織的研究を行うことができた。 今年度の研究成果の取りまとめとして、活動情報整理、自己評価、国内外の領域外部有識者による外部評価、国内外の研究者コミュニティーへの研究成果の発信、社会・国民に向けた成果の発信を行い、報告会等で情報を集約・整理して冊子体の資料として作成した。これにより、平成25 年9 月10 日に行なわれた事後評価では、最高評価である「A+」の評価を頂くことができた。事後評価所見の中で、「光と物質を同等に扱うという新しい視点に立ち、それぞれが強く相互作用する中で散逸効果を取り入れるという困難な問題に、初めて系統的に取り組んだ野心的な領域」であり「それぞれ世界的に第一級の成果をあげただけでなく、異種分野の研究者が機能的に連携して予想以上の成果が得られたことは、特筆に値する」との高い評価を受けた。 また、平成24年4月に引き続き、国内と国外、特に光産業において近年非常に勢いがあるアジア地域からの有識者を集めた「第2回DYCE- ASIAワークショップ」の開催を平成25年12月に開催し、有意義な議論の場を通じて、海外へも「DYCE=動的相関電子系」という標語の知名度が益々高まって来たことを確信することができた。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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