2008 Fiscal Year Annual Research Report
揺らぎが機能を決める生命分子の科学の研究に関する総括
Project Area | Molecular Science of Fluctuations toward Biological Functions |
Project/Area Number |
20107001
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
寺嶋 正秀 Kyoto University, 大学院・理学研究科, 教授 (00188674)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
片岡 幹雄 奈良先端科学技術大学院大学, 物質創成科学研究科, 教授 (30150254)
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Keywords | 揺らぎ / 生体分子 / 機能 / ダイナミクス / 分子科学 |
Research Abstract |
新学術領域研究の総班として「領域の研究方針策定、企画調整、シンポジウム開催、研究支援活動」を行った。また、AO1項目(寺嶋グループ)とAO2項目(片岡グループ)の班間協力研究の一環として、PYPと呼ばれるセンサータンパク質の発現とその測定解析を行った。PYPに圧力をかけることで反応速度や構造が変化し、適切な圧力を用いることで反応過程を制御できるとの興味深い知見を得た。この知見は、本新学術研究総括班の目的の一つである揺らぎと機能との関係を飛躍的に明確化できる可能性があるため、詳細に調べた。新しい知見の更なる解明のために、まず高圧容器の性能評価実験を行い、サンプル交換によっても精度よい信号強度の再現性を確認した。更に、圧力をかけることで、反応経路が変わることなく揺らぎについての情報が得られることが明らかとなりつつある。
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Research Products
(5 results)