2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project Area | Diversity and asymmetry achieved by RNA program |
Project/Area Number |
20112001
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
稲田 利文 Nagoya University, 理学研究科, 准教授 (40242812)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 輝 理化学研究所, 生殖系列研究チーム, チームリーダー (90323245)
大野 睦人 京都大学, ウイルス研究所, 教授 (80201979)
井上 邦夫 神戸大学, 理学研究科, 准教授 (40252415)
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Keywords | RNAプログラム / RNA品質管理 / スプライシング / RNA核外輸送 / RNA局在 / 翻訳抑制 |
Research Abstract |
本領域では、複雑で巧妙な生命体構築の基本原理としての遺伝子産物の「非対称性」と「多様性」の獲得機構と、それを支える「品質保証」機構の理解を目的とし、その最も重要な分子基盤である『RNAプログラム』の分子機構の解明を目指す。日本におけるRNA研究者集団の動向と他の大型研究プロジェクトとの関係を考慮し、本領域研究提案においては、発生・分化の基本原理としての「非対称性」と遺伝子産物の「多様性」の獲得原理の理解に焦点を絞り、本領域の目的に関係しない機能不明の非コードRNAの機能解析の網羅的研究は行わないこと、を基本的戦略とする。領域全体の有機的連携を促進するために、総括班において、各研究の進捗状況を的確に把握し、成果を評価し、助言を行い、研究間の調整を図る。また、各総括班員が役割を分担し、全体班会議やシンポジウム、若手研究者によるRNAフロンティアミーティングへの支援、インターネット上のホームページにより外部への情報発信等を分担して行う。平成21年度から公募班が参加した。具体的な活動は以下の様である。1) 班会議:平成22年1月にスペースアルファ神戸(神戸市)で計画班員、公募班員全員の成果報告を行った。2) シンポジウム:国際シンポジウムの準備委員会を立ちあげた。日時(平成22年5月10-12日)と場所(理研CDB神戸)を決定し、招待講演者の選定を行った。3) RNAフロンティアミーティングへの支援:平成21年9月26-28日に、湘南国際村で100名余が参加した。会議費等の補助を行い、計画班員も多数参加した。4) 支援班:質量分析については、班員から200サンプル余の要請があり、理研CDBで解析を行った。
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Research Products
(3 results)