Research Abstract |
総括班サンゴ礁共生・共存未来戦略の目的は,新学術領域サンゴ礁学-複合ストレス下の生態系と人との共生-共存未来戦略-の目標達成のために, 1) 学際的な研究の連携を進め, 2) フィールド支援体制を整備し, 3) 学術的な成果を社会に適用し, 4) そのための人材を育成することである. 1) 学際的な連携のために, 本年度は総括班会合を4回, ワークショップを2008年11月(静岡)と2009年3月(瀬底島と石垣島)の2回開催して, 全体の目標にあわせて各班の目標と研究内容をすりあわせた. その結果, 飼育実験, 野外観測, ボーリング調査等について, 複数の班が共同で調査を行う方針が決まった. 2) フィールド支援体制の整備のために, 沖縄本島瀬底島の琉球大学熱帯生物圏研究センター瀬底実験所と, 石垣島の国際サンゴ礁モニタリングセンター, WWFしらほ村において, 設備等の視察を行った. 3) 成果の社会適用のために, 日本サンゴ礁学会において本新学術領域の目的と内容を公表して, 広く学会から意見を求めた. 4) 人材育成のために, 瀬底島と石垣島において実施したワークショップに, 多数の大学院学生を参加させた. また本年度は, 事務局体制を整備して, ホームページ, メイルリストを立ち上げた.
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