2021 Fiscal Year Annual Research Report
Understanding relationships between qualia structures and (brain-derived) information structures
Project Area | Understanding the relationship between the structure of qualia and the structure of information processing extracted from brain activity |
Project/Area Number |
20H05709
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Research Institution | Advanced Telecommunications Research Institute International |
Principal Investigator |
土谷 尚嗣 株式会社国際電気通信基礎技術研究所, 脳情報通信総合研究所, 客員研究員 (80517128)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大泉 匡史 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (30715371)
山田 真希子 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 量子生命科学研究所, グループリーダー (50557444)
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Project Period (FY) |
2020-10-02 – 2023-03-31
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Keywords | 意識 / クオリア / 情報 / 構造 / 圏論 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究領域の目的は、意識の質(クオリア)を特徴付ける新しい手法を確立することである。本研究領域における総括班の位置づけは、共同研究促進・企画・広報・国際活動の計画を遂行し、3年後の学術変革領域 A の提案に向けて、領域全体の推進を促進することである。具体的には以下の3つの役割を担う。 (1)領域内の研究者間の共同研究促進 (2)領域外研究者との共同研究の促進・若手育成企画計画と実行 (3)領域成果広報 本年度(2021年4月から2022年3月)の実績としては、[1]-A) 5月に領域シンポジウム第2回「脳とクオリアの情報構造」を開催、B) 第3回「意識の発達」を開催、C)7月に第一回領域会議を開催、D)2022年3月に第二回領域会議を開催、E)7月に日本神経科学大会における、クオリア構造シンポジウムの開催、[2]-A)他領域とのコラボレーション企画としてYoutube上で対談(ムーンショット・金井、ムーンショット・石黒、東京大学・人工生命・池上、慶応大学・認知言語発達・今井むつみ、NTTコミュニケーション・渡邉淳司、デンマーク・オーフス大学・竹内倫徳など)、B)Asia Pacific Consciousness Network の立ち上げ、C)Consciousness Talks セミナーを定期的に開催、[3]-A)領域若手研究者によるYoutubeでの意識研究のジャーナルクラブを開始(週一回)、B)意識研究に興味のある高校生、大学生、などとのQ&AをZoom/Youtube上で開催、C)第二回「ゆるキャラグランプリ」を開催、D)広報活動の一貫として、Youtube上で領域PIのインタビューをアップロード、E)土谷が岩波書店から本領域の活動の目的とその後のヴィジョンを描いた「クオリアはどこからくるのか?」を出版。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
(1)領域内の研究者間の共同研究促進 (2)領域外研究者との共同研究の促進・若手育成企画計画と実行 (3)領域成果広報 の3つの役割それぞれにおいて、当初の計画以上の成果を残した。 特に、[1]として、領域内の研究者間の共同研究促進のために2回の領域会議を行った。また、2週間に一度の頻度で開催しているPIの間でのMTGにより、さまざまなコラボレーションが生まれ、実を結びつつある。[2]として、領域外研究者との交流としてYoutubeでのインタビューを予定以上の頻度で行った。[3]として、広報企画として開始した第2回のゆるキャラグランプリは、第一回以上に準備を進めたため周知が予定以上にうまくいった。また、土谷の岩波書店からの著書の出版は、今後の広報活動に有効だと考えられる。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度も (1)領域内の研究者間の共同研究促進 (2)領域外研究者との共同研究の促進・若手育成企画計画と実行 (3)領域成果広報、の3つの役割それぞれにおいて総括班は役割を果たすことを目指す。 特に、(1)領域促進の一貫として、領域会議を一度オーガナイズし、(2)領域外研究者との交流を広げ、若手育成企画としてYoutubeを活用し、(3)広報企画としては大学生などとのQ&AをYoutubeなどで行い、広報効果を高めることを目指す。
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Research Products
(1 results)