2020 Fiscal Year Annual Research Report
Religious Movements and Communication Medium/Worldview/Social Integration: A Synthetic Approach of Historical Research
Project Area | Religious Movements and Communication Medium/Worldview/Social Integration: A Synthetic Approach of Historical Research |
Project/Area Number |
20H05718
|
Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
大貫 俊夫 東京都立大学, 人文科学研究科, 准教授 (30708095)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
赤江 雄一 慶應義塾大学, 文学部(日吉), 准教授 (50548253)
武田 和久 明治大学, 政治経済学部, 専任講師 (30631626)
苅米 一志 就実大学, 人文科学部, 教授 (60334017)
|
Project Period (FY) |
2020-10-02 – 2023-03-31
|
Keywords | 宗教運動 / 修道会 / 日本中世寺社 / メディア / 世界認識 / 社会統合 |
Outline of Annual Research Achievements |
総括班は研究の連携・調整、活動の企画、広報、国際共同研究の推進、成果統合、若手育成、コンプライアンスの周知・徹底などを主体的かつ積極的に行い、研究領域推進に貢献することを目的としている。初年度の2020年度は、総括班メンバーによるミーティングを毎月実施することで、これらすべての点について前進させることができた。 【プロジェクト推進室の設置】研究代表者が所属する東京都立大学を拠点としてプロジェクト推進室を設置した。事務補佐員を雇用し、ノートパソコンなど必要な機器を揃えた。推進室の主導でSlackを導入し、領域研究に関わる全メンバーの意思疎通をスムーズに行えるようにし、成果入力システム、情報共有システムを構築した。 【総括班ミーティングの実施】zoomを活用して月1回のペースで総括班ミーティングを実施し、計画研究の連携・調整、活動の企画、成果統合などについて綿密な打ち合わせを行った。 【計画研究班の支援】各計画研究班が研究会をオンラインで実施することを支援し、その内容を録画して後日メンバーが視聴できる環境を構築した。これによりメンバーは常時研究班の垣根を超えて互いの研究内容をキャッチアップすることが可能となり、横断的な連携、共同研究の立案をスムーズに行えるようになった。 【広報活動】採択直後に領域のウェブサイトを開設し、日常的に活動の予告・報告、業績の発信を行うプラットフォームを構築した。さらに、Twitterなどオンラインでの広報活動に加え、メンバーの所属研究機関で活動を周知するために領域研究のポスターを作成した。 【全体集会の実施】各研究班で研究会を実施して代表者、分担者、協力者の研究内容を互いに把握した上で、3月16日にzoomを利用して公開で第1回全体集会を開催した。領域研究および計画研究の趣旨を報告するとともに、次年度に向けて参加者で意見交換を行なった。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
コロナ禍により様々な制約が生じているが、研究計画書で想定していた活動は十分に実施することができた。今後一層推進すべき課題は、若手育成と国際共同研究である。今年度は参画している若手研究者にしっかりと予算措置をすることで若手育成の土台を作ることができたが、支援を拡充するため統括班でさらに議論する必要がある。また、研究班ごとに国際共同研究の推進を行なっているところだが、総括班としてそれらをサポートし、成果に結びつける努力が必要である。
|
Strategy for Future Research Activity |
コロナ禍にあって、2021年度も引き続き海外資料調査は容易ではない。そうした制約はあるが、2020年度中に立案した領域レベル(シンポジウム、レクチャーシリーズ、公開講演会)、複数の計画研究レベル(ワークショップ)、各計画研究レベル(研究会)の諸活動を本格始動することで研究成果を積み重ねていくことが最善であると考える。それに加え、若手育成の手立てを早期に企画し、国際的な連携もより強固なものに発展させてゆく。
|
Research Products
(3 results)