2021 Fiscal Year Annual Research Report
Innovative multiplex imaging with functional Raman probes
Project Area | Innovative multiplex imaging with functional Raman probes |
Project/Area Number |
20H05723
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
神谷 真子 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 准教授 (90596462)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小幡 史明 国立研究開発法人理化学研究所, 生命機能科学研究センター, チームリーダー (40748539)
小関 泰之 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (60437374)
小嶋 良輔 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (10808059)
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Project Period (FY) |
2020-10-02 – 2023-03-31
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Keywords | ラマンプローブ / 多重検出 |
Outline of Annual Research Achievements |
本領域は、化学・工学・生物の専門分野が異なる研究者が連携することにより、新しい融合領域研究を推進し、従来法を凌駕するラマンイメージング技術の確立と、分野横断的な視点を有する人材を育成する。本年度は以下の成果を達成した。 (1)計画班連携による異分野融合を効果的に推進するため、各計画班(A01班~03班)の研究代表者・若手研究者・大学院生を参加者とした領域会議をオンラインで開催した。本会議において、各計画班の研究内容・進捗を共有するとともに、領域研究の全体目標、来年度の達成目標についても確認した。また、イメージング分野を牽引されていらっしゃるアドバイザーの先生から貴重なご意見・ご助言を頂いた。さらに、領域運営の方針確認・調整のため、総括班会議を月二回の頻度でオンラインで開催し、年度末には感染対策を十分とった上でオンサイトでの総括班会議も実施した。 (2)領域間研究の加速と若手育成のため、海外研究者・国内研究者による講演会を開催した。本セミナーは、若手研究者・学生からも積極的な質疑があり、また講演会後の研究者間の交流から領域内外の連携研究に繋がった。 (3)領域ホームページ(https://sites.google.com/view/i-raman/)にて、領域活動や学術成果を広く発信した。具体的には、論文発表や原稿掲載などのニュース、領域メンバーの昇任・受賞、本研究領域メンバーのインタビュー記事の掲載などを掲載した。 (4)学術成果を広く発信するため、積極的に学会で成果発表するとともに、公開企画(第11回CSJ化学フェスタ2021)において領域概要を紹介した。また、学術会議での企画シンポジウムに応募し、来年度の学術会議での共催シンポジウム開催が決定した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
本総括班は、領域会議の開催・研究交流・広報・各研究班間の調整を行うことを目的とした。交付申請時は、本年度の領域会議はオンサイトで行うことを予定していたが、感染状況を鑑み、本年度の領域会議もオンラインで開催した。総括班会議は月2回のペースでオンラインで開催し、年度末には、感染対策をとったうえで少人数の総括班会議を行い、各研究班の研究進捗を把握するとともに、領域全体の目標および来年度の達成目標について改めて共有した。また、領域外の研究者によるオンライン講演会や、ブレインストーミング会議を主催し、その結果、国際連携・領域内外連携研究に繋がった。さらに、領域活動や学術成果を広く発信するべく、領域ホームページを充実させるとともに、公開企画(第11回CSJ化学フェスタ2021)において領域概要を紹介した。学会との共催シンポジウムも計画し、来年度の学術会議での開催が決定した。また、出版社から、本領域の学術成果についての新たな原稿依頼があるなど、本領域の研究成果を紹介する機会を得た。 これらの成果は当初目標としていた計画以上の成果であったため、上記の評価とした。
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Strategy for Future Research Activity |
本領域における研究計画をスムースに遂行するため、本年度同様、総括班会議を月2回のペースで開催するとともに、領域全体会議の開催・研究交流・広報などを担当し、各研究班の研究内容・進捗を把握し整理することで、領域研究の目標達成に向けた調整を行う。特に、本領域に参画する若手研究者(博士研究員・大学院生)の間の交流・ディスカッションを加速するため、来年度の領域全体会議はオンラインでの実施を計画し、アドバイザーの先生や学術調査官の先生をお招きして助言を受ける。また、領域ホームページ、日本語での総説・出版物、学術会議での共催シンポジウムを通じて、本領域における成果を積極的に発信する。本領域の研究成果物は、領域内にとどまらず国内外の様々な研究者が利用できるよう普及させるとともに、積極的な研究交流を行う。また、領域内外の研究者によるセミナーや勉強会の開催、国内外の研究者との共同研究を積極的に行うことで、分野横断的な視点を有する若手研究者の育成にも力を入れていく。
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Research Products
(1 results)