2021 Fiscal Year Annual Research Report
Synergy pharmaceutical science: understanding and design of compound combination effects by integrating information, material, and life sciences
Project Area | Synergy pharmaceutical science: understanding and design of compound combination effects by integrating information, material, and life sciences |
Project/Area Number |
20H05796
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Research Institution | Kyushu Institute of Technology |
Principal Investigator |
山西 芳裕 九州工業大学, 大学院情報工学研究院, 教授 (60437267)
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Project Period (FY) |
2020-10-02 – 2023-03-31
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Keywords | シナジー創薬学 / 化合物相乗効果 / 薬剤シナジー / 生体分子ネットワーク |
Outline of Annual Research Achievements |
複数の薬剤の組み合わせによる相乗効果(薬剤シナジー)を活用した化学療法が、がんや神経変性疾患など多因子疾患に対する有効な治療法として注目されている。本研究では、薬剤シナジーを体系的に研究する新しい学問領域「シナジー創薬学」を提唱し、情報科学・物質科学・生命科学の協奏によって、薬剤相乗効果の統合理解とその設計手法の構築を目指す。AI班では、バイオインフォマティクスやケモインフォマティクスを駆使して、薬剤の組み合わせやシナジー効果を予測する機械学習手法を開発する。組合せ最適化などの数理科学を活用し、薬剤や生体分子の組合せ問題の数理モデル化とその理論的解法の開発を行う。有機合成化学により、シナジー効果を持つ化合物の化学構造を予測・設計する。医療データ班では、医療ビッグデータを解析して、疾患予防効果のある薬剤ペアや薬剤組み合わせを予測するデータマイニング技術を開発する。薬理班では、薬剤群によるシナジー効果を検証する病態モデルを構築し、予測した薬理作用を実験検証する。バイオインフォマティクス、ケモインフォマティクス、有機化学合成、薬理学のエキスパートが結集し、研究者の特性・技術を十分に生かした共同研究の新着を議論するため、第2回、第3回、第4回領域会議を開催した。本領域の研究内容を情報発信するためのニュースレターの第1版を発行した。文科省科研費学術変革領域研究(B)の他の領域と連携し、「重水素学」「革新ラマン」「高分子精密分解」「シナジー創薬学」の合同の座談会に参加し、情報発信を行った。また第10回生命医薬情報学連合大会の企画セッション「学術変革B「シナジー創薬学」」に参加し、情報発信を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
共同研究の新着を議論するため、第2回、第3回、第4回領域会議を開催した。本領域の研究内容を情報発信するためのニュースレターの第1版を発行した。文科省科研費学術変革領域研究(B)の他の領域と連携し、「重水素学」「革新ラマン」「高分子精密分解」「シナジー創薬学」の合同の座談会に参加し、情報発信を行った。また第10回生命医薬情報学連合大会の企画セッション「学術変革B「シナジー創薬学」」に参加し、情報発信を行った。
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Strategy for Future Research Activity |
本年度は、本領域の領域会議を、2、3回開催し、それぞれの研究班の研究成果と研究班間の連携について確認する予定である。研究成果が出次第、本領域のHPにアップロードし、一般公開していく予定である。領域内の各研究班で出てくるデータを、構築したファイルサーバで共有していく。本領域の研究内容を情報発信するためのニュースレターの第2版を発行し、印刷して配布していく。本領域のシンポジウムや学会での企画セッションを開催し、本領域の研究内容や研究成果を逐次宣伝してく予定である。
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Research Products
(3 results)