2021 Fiscal Year Annual Research Report
Dynamic Exciton: Emerging Science and Innovation
Project Area | Dynamic Exciton: Emerging Science and Innovation |
Project/Area Number |
20H05831
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
今堀 博 京都大学, 工学研究科, 教授 (90243261)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小堀 康博 神戸大学, 分子フォトサイエンス研究センター, 教授 (00282038)
佐伯 昭紀 大阪大学, 工学研究科, 教授 (10362625)
山田 容子 奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 教授 (20372724)
東 雅大 京都大学, 工学研究科, 准教授 (20611479)
三ツ沼 治信 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 特任助教 (20823818)
梶 弘典 京都大学, 化学研究所, 教授 (30263148)
山方 啓 豊田工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (60321915)
家 裕隆 大阪大学, 産業科学研究所, 教授 (80362622)
作田 絵里 長崎大学, 工学研究科, 准教授 (80554378)
村上 達也 富山県立大学, 工学部, 教授 (90410737)
鈴木 克明 京都大学, 化学研究所, 助教 (90747859)
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Project Period (FY) |
2020-11-19 – 2025-03-31
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Keywords | エキシトン / 電荷移動 / 電荷分離 / 有機太陽電池 / 有機発光素子 |
Outline of Annual Research Achievements |
本学術変革領域では、従来の光化学における「静的エキシトン」の概念を打ち破る学術領域「動的エキシトン学」の構築にむけ、分野融合・統合的研究を推進する。そのために総括班では、本領域全体での「学問分野の枠を超えた有機的連携の堅持」を最重要課題と位置づけ、期間内に全ての計画班員12名が役割分担して領域の推進に貢献する。特に、班長及び研究課題代表者による共同研究支援に加えて、若手研究者育成支援、女性研究者育成支援、国際活動支援、産学連携支援の五つの支援を柱に、様々な具体的施策により、領域の目標と方針を計画班員に周知徹底し、目標の達成に向け先導的な役割を達成を目指す。 研究領域全体の研究方針の作成は領域代表者の今堀と各班長、研究課題代表1-4を中心に行った。拡大運営委員会、領域会議等で計画班、公募班員全員が集まる機会を複数回設け、領域目標の周知・確認を繰り返し行った。また、広報活動の一環として、また領域目標の共有に向けて、領域ホームページ、プレスリリース、学会発表、アウトリーチ等も積極的に活用した。これらの機会を利用して、計画班員全員が互いの動的エキシトン研究の進捗を密に共有した。計画、公募班員は二ヶ月に一回程度、メールやZoomなどのインターネット会議で研究の進捗を各班長、研究課題代表に報告し 、各班長、研究課題代表は班長会議、研究課題会議、サイトビジットにより、計画、公募班全体の研究の進捗を把握した。これにより、必要に応じて適切なタイミングで、機動的な共同研究の提案、開始、とりまとめを行えた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
共同研究支援により、多数の共同研究を開始し、研究成果が出つつある。若手研究者育成支援に関しては、東らにより、若手セミナー、Go to Doctor座談会、東道場(量子化学計算)が始まっている。女性研究者育成支援は、女性メンターの講演会などを開始した。国際活動支援はコロナ環境で厳しいが、オンラインでの動的エキシトン関連のシンポジウムを開催した。産学連携支援は近畿化学協会で産官学の交流セミナーを実施した。
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Strategy for Future Research Activity |
共同研究支援により、多数の共同研究の進捗状況を把握し、適切なアドバイスを行う。若手研究者育成支援に関しては、博士課程進学者の支援を中心に具体的な若手教育プログラムの実施をさらに推進する。女性研究者育成支援は、女性メンターの講演会などを実施する。国際活動支援に関しては、コロナも下火になってきており、現地への国際会議での発表、企画を行う。産学連携支援は企業関係者が集まる集会などでの発表、会社訪問を検討する。
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Research Products
(1 results)