2009 Fiscal Year Annual Research Report
内因性リガンドによって誘導される「自然炎症」の分子基盤とその破綻
Project Area | Homeostatic inflammation: Molecular basis and dysregulation |
Project/Area Number |
21117001
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
三宅 健介 東京大学, 医科学研究所, 教授 (60229812)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
改正 恒康 理化学研究所, 生体防御研究チーム, チームリーダー (60224325)
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Keywords | 遺伝子改変マウス / セルソーター / アウトリーチ活動 |
Research Abstract |
計画にのっとり、以下のように研究支援を進めた。 1.研究支援:研究支援として、細胞解析装置(セルソーター)を購入、理研に設置し、細胞解析において、ソーティングを支援できる体制を確立した。すでに稼働しており、班員が使用している。また、遺伝子改変マウス作成も研究支援として進める。そのための学術支援員も雇用した。すでに10の遺伝子について改変マウスを作成するべく、ターゲッティングベクターの作成を始めている。作成が終わり次第、ES細胞へ導入し、相同組み換えES細胞の確立を試みる。抗体についても、病原体センサー関連分子に対するモノクローナル抗体作成を進めており、その分子のノックアウトマウスに免疫をはじめている。 2.ホームページ:ホームページを立ち上げ、計画班、公募班の研究内容、領域の班員で行っているアウトリーチ活動の紹介ができるようになった。 3.アウトリーチ活動:出前講義、高校生の受け入れなどのアウトリーチ活動を積極的に進め、その様子はホームページにおいて、公開している。H21年度で、3件の活動を行った。 4.バーチャル討論室については、システムを構築した。今後は、このシステムを活用して、領域内でも交流を活発化させる。 5.2010年1月13日に第1回自然炎症シンポジウムを東京大学医科学研究所において開催した。特別講演として、京都大学の長田先生、東京大学永井良三先生にお願いし、多くの参加者があった。領域の研究活動を紹介する上で大きな収穫であったと言える。
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