2023 Fiscal Year Annual Research Report
素粒子現象から巨大構造物までを透視するマルチスケールミューオンイメージングの創成
Project Area | Formation of the Multiscale Muon Imaging for Particles and Huge Structures |
Project/Area Number |
21H05084
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
森島 邦博 名古屋大学, 理学研究科, 准教授 (30377915)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
福元 豊 長岡技術科学大学, 工学研究科, 准教授 (60757350)
堀井 泰之 名古屋大学, 素粒子宇宙起源研究所, 准教授 (80616839)
大谷 将士 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 加速器研究施設, 助教 (90636416)
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Project Period (FY) |
2021-08-23 – 2024-03-31
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Keywords | ミューオン / 素粒子 / 河川堤防 / ピラミッド / 火山 / 加速器 |
Outline of Annual Research Achievements |
本領域の目的は、素粒子物理学、土木工学、加速器科学の専門家が集結し、ミューオン検出および加速技術を高度化するとともに、可視化の対象を拡張することで、基礎研究から応用研究、将来の社会実装までを目指してミューオンイメージングを変革することである。 総括班では、毎月1回の総括班会議をオンラインで開催することで、本領域を構成する計画研究の進展状況を把握しながら、各研究の方向付けや計画研究間の技術的な連携および融合による新しい研究の開拓の支援を進めた。特に、河川堤防のイメージングを対象に、計画研究A02とA03間での技術面の連携に加えて、A01で開発しているガス検出器の技術およびA04で実現を目指す加速器の将来の適用可能性について支援した。また、マルチスケールミューオンイメージングのさらなる発展に向けた計測対象およびスケールの拡張について、領域外の研究者および研究グループとの議論を進めた。 2023年5月にJ-PARCセンターが開催した記者サロンでは、ミューオンを用いたイメージングとその応用について講演を行った。報道関係者約15名が参加し、将来の可搬型ミューオン装置によるイメージングに向けた開発を含めて、活発な議論が交わされた。 2023年9月に開催された日本物理学会第78回年次大会(2023年)では、領域の活動を紹介するシンポジウム「素粒子現象から巨大構造物までを透視するマルチスケールミューオンイメージングの創成と発展」を企画・実施した。研究者約70名が参加し、領域内外の研究者が各自の研究内容を講演した。 2023年11月に新潟において第三回領域会議を開催した。第三回領域会議では、研究計画の進展を領域メンバーおよび評価や助言を受ける外部評価委員会メンバーで共有し、計測対象およびスケールの拡張についての展望を議論して、領域としての活動を総括した。
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Research Progress Status |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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