2022 Fiscal Year Annual Research Report
Multi-scale platform for untangling physiological complexity
Project Area | Multi-scale platform for untangling physiological complexity |
Project/Area Number |
21H05111
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
斉藤 毅 筑波大学, 国際統合睡眠医科学研究機構, 准教授 (80609933)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井上 飛鳥 東北大学, 薬学研究科, 教授 (50525813)
寿野 良二 関西医科大学, 医学部, 准教授 (60447521)
櫻井 勝康 筑波大学, 国際統合睡眠医科学研究機構, 准教授 (70507920)
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Project Period (FY) |
2021-08-23 – 2024-03-31
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Keywords | GPCR / オピオイド受容体 / 作動薬 / 創薬化学 / シグナル伝達 / 構造生物学 / 神経科学 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究領域は、生体内の複雑な生理作用および情報処理機構の構成要素を定量的に解明し、分子から細胞、そして個体の各スケールにおける「 素過程」の重ね合 わせの形で記述・可視化することで、生理作用をデジタル上で再構築可能とする技術基盤の構築を目指すものである。そのために、「A01: タンパク質複合体の迅速構造解析技術」、「A02: 細胞内シグナル伝達の網羅的解析技術」、「A03: 薬物刺激依存的な神経細胞群の標識技術」からなる計画班を編成し、それぞれが有する独自性の高い分析技術と、ユニークな作用を持つ独自の化合物群 (A04) をかけ合わせ、スケ ール横断的な生理作用の定量的解析、すなわち「生理作用の因数分解」を実現する技術基盤の構築に挑戦している。異分野の研究者を効率的に取り纏め、意思疎通の下で研究を遂行していくために、本年度は以下の事項につ いて取り組んだ。 6月にオンライン領域会議を、11月に筑波大学でオンサイトの領域会議を実施し、研究領域全体の研究方針の共有、各計画研究の進捗確認を行い、また領域の成果を論文化するための打合せも実施した。また、バーチャル上の連絡システムを活用し、リアルタイムで進捗報告、連絡をし、各チームのシームレスな連携に務めた。本研究領域が構築を目指す新しい融合学問分野を積極的に科学コミュニティ、産業界にアウトリーチするために、シンポジウム担当委員が中心となり、第95回日本生化学会で公募シンポジウムを主催、日本薬学会第143年会で公募シンポジウムを学術変革領域B「糖鎖ノックイン」と共同主催、第17回GPCR研究会でシンポジウム共催を行った。各シンポジウムでは各班の代表者が各グループの最新の研究成果を講演した。研究成果を必要に応じて発信するために、 領域のホームページを通じて、研究成果をアウトリーチ担当委員、広報担当委員と協力して発信した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初計画の通り、領域会議の実施、進捗管理システムの運用を通して、密な連携形態を維持し、最終年度に向けて領域の研究内容を論文化するための順調な連絡状況を実現している。 また、領域が中心となってシンポジウムの主催、共催を行い、広く学協会に広報すると共に、領域ホームページの更新を通じて社会への発信にも務めた。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き、本研究領域が構築を目指す全く新しい融合学問分野を積極的に科学コミュニティ、産業界を始めとした社会全体にアウトリーチする方法について議論を深めていく。シンポジウム担当委員は、新たなシンポジウム、領域会議を企画する。必要に応じて知的財産権を確保した研究成果は、主に学術誌への論文投稿や国内・国際会議での講演などを通じて発信すると共に、広報担当委員と当該研究者が各所属機関の広報室と連携することで英語および日本語でプレスリリースを行い、社会に向けて公表する。また、広く 社会にリーチするために、 広報担当委員と アウトリーチ担当委員は領域のホームページを通じて、最新の研究成果を発信する。
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Research Products
(20 results)