2021 Fiscal Year Annual Research Report
Chrono-proteinology: principle and design for protein timers
Project Area | Chrono-proteinology: principle and design for protein timers |
Project/Area Number |
21H05129
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Research Institution | Tokyo Metropolitan Institute of Medical Science |
Principal Investigator |
吉種 光 公益財団法人東京都医学総合研究所, 基礎医科学研究分野, 副参事研究員 (70569920)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松尾 拓哉 名古屋大学, 遺伝子実験施設, 講師 (00452201)
大出 晃士 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 講師 (40612122)
村中 智明 鹿児島大学, 農学部, 特別研究員PD (50761938)
向山 厚 分子科学研究所, 協奏分子システム研究センター, 助教 (80647446)
戸田 浩史 筑波大学, 国際統合睡眠医科学研究機構, 助教 (80862010)
八木田 和弘 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (90324920)
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Project Period (FY) |
2021-08-23 – 2024-03-31
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Keywords | 生化学 / 質量分析 / リン酸化 / タンパク質 |
Outline of Annual Research Achievements |
本領域では、分子間相互作用・翻訳後修飾・酵素活性・立体構造変化などのタンパク質ダイナミクスに着目し、時間情報を持った、または「時」を生み出すような生命現象を直接的に駆動するタンパク質の物性を理解する。研究項目A01では、様々な種の真核生物において核や転写リズムのない条件においても約24時間周期で変動する現象を探索し、異種間で時計タンパク質を相互移植してもリズムを刻む(クロノフォーミングできる)条件を決定する。A02では、除核カサノリで生み出されるリズム現象の分子メカニズムを追求する。A03では、ATPase活性に着目して「時」を生み出す分子実体の同定を目指す。A04では、タンパク質の凝集活性(LLPS 能)と睡眠誘導活性の相関を調べ、これを操ることを目指す。以上の解析を通じて、タンパク質ダイナミクスこそが生物種を超えた、そして生命現象すら超越した「時」を生み出す本質であることを示す。 上記目的を達成するために本総括予算においては、領域内での共同研究を加速させるため、共同研究目的に限り、その研究実施に必要な費用をサポートした。また、本領域計画が目指す「時を測るタンパク質特性の理解」に向けて、タンパク質ダイナミクスのリズム検出に不可欠な質量分析装置の運用にかかる費用の一部を負担した。当初の計画通り領域ロゴと領域ホームページを作成し、その後も研究成果やお知らせがあるたびに、定期的に更新を行っている。また初年度にはキックオフシンポジウムを開催し、対外的に領域の存在をアピールした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究実績の概要に記載したように、HPの作成や共同研究の加速など交付申請に記載した通りに順調に進捗している。初年度にはキックオフシンポジウムを開催したが、コロナウイルスの感染拡大を受けて残念ながらオンライン開催となった。今後は対面で領域メンバーが集まる場を用意したい。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き本総括予算においては、領域内での共同研究を加速させるため、共同研究目的に限り、その研究実施に必要な費用をサポートする。また、本領域計画が目指す「時を測るタンパク質特性の理解」に向けて、タンパク質ダイナミクスのリズム検出には質量分析装置による大規模な解析が不可欠である。この保守費用を総括予算で負担する。初年度には、領域ロゴと領域ホームページを作成したが、今後も研究成果やお知らせがあるたびに、定期的に更新を行う。また初年度にはキックオフシンポジウムを開催したが、コロナウイルスの感染拡大を受けて残念ながらオンライン開催となった。今後は対面で領域メンバーが集まる場を用意し、より強固な研究体制を構築したい。また、他の領域との合同会議の開催を目指す。これら企画運営に関わる予算を総括予算で負担する。 若手を中心に集結した本領域メンバーは、この領域採択を足がかりに独立ポストを獲得するべき重要なフェーズにある。そこで、本領域のもう一つの目標として、領域メンバーから研究室主催者を数多く排出することを掲げたい。
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Research Products
(18 results)