2014 Fiscal Year Annual Research Report
対称性の破れた凝縮系におけるトポロジカル量子現象の総括
Project Area | Topological Quantum Phenomena in Condensed Matter with Broken Symmetries |
Project/Area Number |
22103001
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
前野 悦輝 京都大学, 理学研究科, 教授 (80181600)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | トポロジカル量子現象 / トポロジー / トポロジカル絶縁体 / トポロジカル超伝導 / 超流動ヘリウム / 冷却原子 / エッジ状態 / 奇周波数ペアリング |
Outline of Annual Research Achievements |
領域活動最終年度にあたり、本領域の目的である「トポロジカル量子物理学」の構築に向けての5年間の成果の総まとめを特に意識した総括班活動を行った。 【1. 総括班会議】9月、12月、3月の3回開催した。12月には国内アドバイザリー・国際アドバイザリーにも出席いただいた。 【2. 集中連携研究会】最終年度を意識して、領域の目的と各計画研究の当初の達成目標を振り返り、その後の展開と本年度の研究の狙いについてメンバーで意識共有を図る「第16回集中連携研究会」を6月に合宿形式で開催した。また領域研究の柱の一つである「トポロジカル絶縁体」についての「第17回集中連携研究会」も開催した。 【3. 領域研究会・国際会議】本年度の総括班の中心的活動として、領域活動の総仕上げとなるポロジカル量子現象の先端研究を結集した「領域国際会議 TQP2014」を12月の京都大学で開催した。 【4.若手相互滞在】 国内滞在は年間で4名実施し、この滞在から共同研究論文も生まれた。また、カナダの国際会議に5名、沖縄の国際会議に1名派遣した。【5. ニュースレター】冊子体で第5号を発行した。【6. WEB広報】 研究成果に加え領域活動の成果公開も含めた情報発信のWEBサイトを改訂してさらに充実させた。【7.海外の関連プロジェクトとの連携】海外のトポロジカル量子現象に関する研究プロジェクトとの国際交流・連携を一層深めた。カナダのCIFAR量子物質プログラムに若手研究者を派遣した。【8.他分野への広報】代表者は9月に日本磁気共鳴医学会、3月に応用物理学会年次大会のシンポジウムに招かれて、トポロジカル量子現象についての講演を行った。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(34 results)
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[Journal Article] Spin-Dependent Acoustic Response in the Nonunitary A1 and A2 Phases of Superfluid He3 under High Magnetic Fields2015
Author(s)
S. Murakawa, A. Yamaguchi, M. Arai, M. Wasai, Y. Aoki, H. Ishimoto, R. Nomura, Y. Okuda, Y. Nagato, S. Higashitani, K. Nagai
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Journal Title
Physical Review Letters
Volume: 114
Pages: 105304-1-5
DOI
Peer Reviewed
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[Journal Article] Strong Increase of Tc of Sr2RuO4 Under Both Tensile and Compressive Strain2014
Author(s)
C. W. Hicks, D. O. Brodsky, E. A. Yelland, A. S. Gibbs, J. A. N. Bruin, M. E. Barber, S. D. Edkins, K. Nishimura, S. Yonezawa, Y. Maeno, Andrew P. Mackenzie
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Journal Title
Science
Volume: 344
Pages: 283-1-4
DOI
Peer Reviewed
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