2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project Area | Molecule Activation Directed toward Straightforward Synthesis |
Project/Area Number |
22105001
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
茶谷 直人 大阪大学, 大学院・工学研究科, 教授 (30171953)
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Keywords | 分子活性化 / 直截的分子変換 |
Research Abstract |
本年度は本学術領域研究が発足してから2年目であるが、公募班が加わった1年目である。5月下旬に大阪で第1回全体会議を開催し、計画班、公募班の班員全員が研究紹介・今後の方針を発表した。11月には、10名の招待講演者を招へいし、第1回分子活性化国際会議を淡路夢舞台で開催した。1月には、第2回公開シンポジウムを京都で開催した。ここでは、班員による成果発表だけでなく、企業での炭素-水素結合活性化での取り組みや海外の一流研究者を招へいして、炭素-水素結合のボリル化の最近の成果についての講演を含めた。 本新学術領域は40歳以下の若い班員の割合が多く、班員およびそのスタッフを中心に第2回若手セミナーを11月に北海道で行った。さらに若手教員育成の一環として、海外講演旅行の支援を2件行った。 「分子活性化」の啓蒙活動の一環として、日本化学会と協力して、CSJ Current Review「不活性結合・不活性分子の活性化-革新的な分子変換反応の開拓」を化学同人から発行した。岡山で開催された第18回グリーンケミストリーフォーラムをグリーンケミストリー研究会と共催した。また、7月に舞子で開催されたThe Seventh International Symposium on Integrated Synthesis(ISIS-7)および11月に大阪で開催されたInternal Symposium on Organometallic Chemistry 2011(ISOMC2011)を後援した。さらに、春季年会において、中長期シンポジウム「直載的分子変換手法の開発:有機分子の新活性化法」を後援し、「分子活性化」の啓蒙活動を行った。 東北地区の若手の班員には、震災での影響を考慮し、本人だけでなく、所属学生に対しても本新学術に関係する旅費(国内外)をすべて支援した。さらに、共同研究の推進のため共同研究のための打ち合わせ旅費の支援を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
交付申請書に記載した予定は、ほぼ順調にこなしている。
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Strategy for Future Research Activity |
「分子活性化」の啓蒙活動として、様々な学協会でのシンポジウムを今までより多く企画する。若手育成のプログラムをさらに充実させていきたい。さらに、共同研究を積極的に推進する。
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Research Products
(6 results)