2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project Area | Generation of synapse-neurocircuit pathology |
Project/Area Number |
22110001
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
岡澤 均 東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 教授 (50261996)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
貫名 信行 独立行政法人理工化学研究所, 構造神経病理研究チーム, チームリーダー (10134595)
岩坪 威 東京大学, 医学系研究科, 教授 (50223409)
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Keywords | シナプス / サーキット / 病態 / 分子イメージング / 幹細胞 |
Research Abstract |
新学術領域研究『シナプス・サーキットパソロジーの創成』の総括班研究として、領域基盤整備について以下の成果を挙げた。1)キックオフシンポジウムを開催して、海外からの国際的研究者2名と計画班員によるシナプス・サーキットパソロジーの最前線に関する講演と討論を行った。約100名の参加者を得て、後援者・参加者の学術交流を行った。2)領域のホームページを立ち上げて、領域研究の方向性や公募研究に期待するもの、審査の方針などを公開した。その後の、計画班員による研究成果やアウトリーチ活動についても公表した。3)領域研究の中核危機となる2光子顕微鏡を購入して12月に納入を完了した。その後、2光子顕微鏡の対置上げを行い、生きたマウスからの深部脳蛍光画像の取得が可能となった。呼吸等による画質低下を防ぐ独自の方策を検討しこれを準備している。3)2光子顕微鏡を公募班員(23年度から研究開始)が使用できるように、ホームページ上の登録システムを立ち上げた。4)計画班員の研究年度を通じた成果を集計して、ホームページに公開した。5)第1回総括班会議を行い、次年度以後の活動計画の概要について決定した。これらの成果とあわせて、研究代表者の研究としてショウジョウバエモデルおよびマウスモデルを作成し、PQBP1分子を介した発達障害病態ならびに変性病態の解析ツールを整備した。ショウジョウバエPQBP1遺伝子変異モデルを用いて、PQBP1病(発達障害で高頻度な一群の疾患)ならびにハンチントン病などのポリグルタミン病における学習障害と認知障害の病態機序について明らかにした。PQBP1-CKOマウスも併せて解析中であり、その成果を次年度以後に公表予定である。
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Research Products
(28 results)