Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上田 昌宏 大阪大学, 生命機能研究科, 特任教授 (40444517)
木梨 達雄 関西医科大学, 医学部, 教授 (30202039)
仲嶋 一範 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (90280734)
西脇 清二 関西学院大学, 理工学部, 教授 (30342827)
林 茂生 独立行政法人理化学研究所, 形態形成シグナル研究グループ, グループディレクター (60183092)
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Research Abstract |
本新学術領域は異分野の研究者の有機的・相互補完的な連携が重要であるので,総括班で以下のような具体的な活動を行った. (1)「研究支援」(6月3日理研CDB,6月11-26日慶応大,7月5-8日名古屋大,8月3日大阪大,8月22日大阪大,11月6-7日大阪大,2月14日関西医大など.総括班から消耗品の購入,旅費のサポート). (2)「若手の会」(3月17-18日,神戸市,総括班が事務やその他のサポート). (3)国内公開シンポジウム(1月27日,名古屋大.領域内から3名,領域外から他の新学術領域の計画研究代表などの講師をお招きし,当領域の成果の一般向けへの報告,領域外の研究アクディビティとの交流・連携など,充実した会を営む事ができた.アンケートを実施し,良好な反応を多数得ている). (4)班会議(6月18-19日吹田市,1月28-29日,名古屋大,長短2通りの時間枠で全員が口頭発表をし,かつ全員がポスターも掲示するという交流を強く意識した方法で実施した.共同研究の萌芽のためのフリーディスカッション時間も設けた). (5)共同研究促進の取り組み(班会議等できっかけをつかんだ「縁組み」例に対しては,その連携の度合いや必要性に応じて,共同の取り組みの支援を,旅費や消耗品の購入という形でサポートを行なった) (6)アウトリーチ活動:6月11-12日研究室公開(名古屋大),7月30日NHK放映,サイエンスカフェ(慶應大),8月3日科学技術セミナー(京都大),9月15日~1月31日博物館展示(東京大)など.成果の新聞掲載もあった. (7)ニュースレター発行(1月)・関係方面への発送,ホームページの充実(上記項目を随時掲載,更新). (8)他の新学術領域との交流.多細胞,細胞移動,数理モデル化など共通性のある複数の領域とブレインストーミングを行なった(9月14日,京都).
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
領域内の交流は,公募班員を迎えて初めての班会議が6月に行なわれて以降,徐々に増してきた。少し支援費の使い方に柔軟さが足りず有効に利用されていない側面がある事も浮き彫りになったので,次年度はそこを改善し,より効率的な予算運用を目指す.領域外との交流は手探りではあったものの貴重な出会いが数多くあり,成果があった.
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Strategy for Future Research Activity |
共同研究促進のために支援があること,ルールに柔軟性があることなどをアナウンスし,領域内で班員同士の連携が今年度以上に生まれやすくなるように配慮するとともに,すでに縁組みが成立しているケースはメリハリのついた支援を行ない,成果につながるようサポートを強めることも考慮する.また,今年度は国際シンポジウム(2013年1月21-23日)を行なうことになっているが,すでに他の新学術領域との「合同」で行なう事が決まっている.国際的研究者との交流を通じて世界への本領域の成果発信を目指すとともに,新学術領域間の交流もさらに深める.
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